【PXC54】王者カデスタム負傷欠場で、カマチョは長身キム・ハンソルとノンタイトル戦
【写真】思わぬチャンスが転がり込んできたキム・ハンソル。フランク・カマチョを相手に自らの戦いを貫き切ることができるか (C)MMAPLANET
27 日(金・現地時間)、PXCより7月8日(金・同)にグアムのUOGカルボ・フィールド・ハウスで開催されるPXC54でフランク・カマチョの挑戦受ける予定だったPXCウェルター級王者ゼバスチャン・カデスタムが負傷欠場することが発表された。
ウェルター級、アジア太平洋地域屈指のタイトル戦が王者カデスタムの練習中の負傷で消滅、カマチョはキム・ハンソルとノンタイトル戦で戦うことが決まった。185センチの長身ファイターのキム・ハンソルは2015年3月にカデスタムの持つPXCウェルター級王座に挑戦し、2RでTKO負けを喫しており、カマチョとして流れたタイトル戦を手元に引き寄せるために絶対に負けられない戦いとなる。
ただPXC王座獲得に失敗した後、キム・ハンソルは3連勝中。今年1月のPXC51で日本の米田奈央、3月にはTOP FC10で佐藤豪則に勝利している。日本人選手を破った2試合とも距離を測ってパンチを入れては、その場を離れテイクダウンを徹底して切っていくという戦いを貫いての勝利。長いリーチを生かし、相手の良さを封じ込むファイトをカマチョを相手に貫きぬけるのであれば、彼もまたタイトル戦線に再浮上することになる。
リーチではキム・ハンソルに譲るからこそ、カマチョの拳の圧力がウェルター級でどこまで効力を発揮するのか。8年振りにウェルター級に戻る一戦は、ある意味タイトル戦よりもスケールとなる試合になるかもしれない。