【ONE42】尿酸値と戦う<02>横田一則 「尿酸値だけパスすれば、試合は必ず勝てるので」
【写真】尿酸値には頭を悩まされているが、試合に関してはブレることなく自信を持つ横田一則 (C)MMAPLANET
明日27日(金・現地時間)、ONE42「Kingdom of Champions」がタイ・バンコクのインパクト・アリーナで開催され、ONE世界フェザー級王者マラット・ガフロフに横田一則が挑戦する。
メインで世界ストロー級王座に挑む内藤のび太と同じように、横田もまた新しい体重、新しい計量方法――何よりも尿酸値を下げることに頭を悩ませていた。
それでも試合に関しては、絶対の自信を持つ横田の声をお届けしたい。
――試合前日の計量で苦労をしているという情報が伝わってきた横田選手です。
「もともと尿酸値が高いんですかね。昨日は昼に食事をして、夜は何も食べずに水だけ。今日も朝から水を4リットル飲んで、昼もフルーツを食べただけなんですけどね」
――尿酸値を落とすために水をたくさん飲んで、体重も増えてしまうということですか。
「体重は昨日の時点で70キロまで落としていたんです。だけど尿酸値が高いから、水をたくさん飲んで数値を落とさないといけない。もう水ばっか飲んで腹はパンパンですけど、汗がいくらでも出て体重は落とせるんです。でも尿酸値の方は分からないですね……」
――食事を摂らないでいると、当日のコンディションも不安が残りませんか。
「その点は大丈夫です。さっきも動いてみたら、めちゃくちゃ切れているので。全然、疲れていないし元気。動きは全く問題ないので、尿酸値だけなんですよ。昨日の食事の分が残っているのかなぁ……」
――何かONEからアドバイスはありましたか。
「えぇ、受けました。水とリンゴぐらいしか口にしないようにと。リンゴも食べないです。それにサウナは使うな、朝一番の尿を出し切って、またそこから尿ができるようにするよう――とか教えてもらっています。
試合は全然大丈夫なんですが、尿酸値が下がらなかったらどうしようと――そこだけですね。体重も落ちるので。でも、そこで尿酸値が上がると……。当日計量、明日に向けてですね。なんせ、初めてのことなんで。水飲んで汗をかくしかないのか……」
――体調的には水抜きをするより良いのでしょうか。
「動きはもうばっちりです。ミットをやっても、めちゃくちゃ動けていますし。また今晩、リハーサルから帰ってきて、体を動かしてから尿酸値を測ってみます」
――試合の前の日にそのようなストレスがあるというのは?
「動けているから全く気にしていないです。リカバリーは向こうの方が大変だろうし、尿酸値に関しても向こうだって同じ条件ですからね。ただ、のび太君は1日で落とせているので――何でしょうね? でも、試合のことはもともと当日まで考えないですし。もう一度、試合の映像を見るくらいで。逆に今は減量のことで頭がいっぱいになっているので、カッカしなくて良いです。リラックスできています」
――それは凄いですね。
「相手のことを考えて気が昂ってしまうより、減量のことを心配している方が良いんですよ」
――では、とにかく尿酸値が落ちて勝負に臨めることを願うばかりです。
「とりえず、やるしかないです。セコンドで来てくれた三崎(和雄)さんも山ちゃん(山崎剛)も明日になったら、落ちるから問題ないって言ってくれているので、とりあえず大丈夫でしょう。とにかく体重と尿酸値をパスして――ですね。試合をやれば必ず勝てるので」
■ ONE42対戦カード
<ONE世界ストロー級(※56.7キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] デェダムロン・ソー・アミュアイシルチョーク(タイ)
[挑戦者] 内藤のび太(日本)
<ONE世界フェザー級(※70.3キロ)選手権試合/5分5R>
[王者] マラット・ガフロフ(ウクライナ)
[挑戦者] 横田一則(日本)
<73キロ契約/5分3R>
ティモフィ・ナシューヒン(ロシア)
ロブ・リシタ(豪州)
<ミドル級(※93.0キロ)/5分3R>
レアンドロ・アタイジ(ブラジル)
マルチン・プラチニオ(ポーランド)
<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
シャノン・ウィラチャイ(タイ)
カリアー・リン・オウ(ミャンマー)
<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
クリスチャン・リー(シンガポール)
ロッキー・バトルバトル(フィリピン)
<62キロ契約/5分3R>
ヨーサナン・シッチョートン(タイ)
クレク・コサル(カンボジア)
<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ポンシリ・ミタシット(タイ)
イェ・トゥウェー・ネ(ミャンマー)
<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
ケヴ・へモロ(カンボジア)
クリッサダ・コンスリチャイ(タイ)