【Bellator100】バンタム級T準決、マークスが打撃で逆転TKO
<シーズン9バンタム級T準決勝/5分3R>
トラヴィス・マークス(米国)
Def.2R4分28秒by TKO
ブランドン・ベンダー(米国)
2013年サマーシリーズが2大会となり、決勝戦がシーズン9にずれ込んだなか、急遽組まれたバンタム級4人トーナメント準決勝戦。マークスのテイクダウン狙いにダースからアナコンダチョークで応えたベンダー、かなりタイトに入ったようにも見え、動きが止ったマークスだが体を振ってトップを取りながら、首を抜く。直後にマークスからバックを取ったベンダーが、バックマウントへ。背中がのけ反りながら、懸命に耐えるマークス。我慢の時間が続くマークスは後方の見えない相手にパンチを入れる。うつ伏せになったマークスにRNCからパンチと攻勢を続けるベンダー。そのままRNCとパンチというコンビネーションでバックを制し続けたベンダーが、ラウンド終了までRNCに拘り、1Rを戦い抜いた。
2R、慎重に距離を取り、パンチや蹴りを見せるようになったマークス。右ジャブのダブルから左ストレートを伸ばす。組みつかないマークスは、左ストレートをヒットさせる。さらに右ボディから左ストレート。構えをサウスポーにかえたベンダーは、打撃では対抗できない。と、右ジャブでバランスを崩したマークスは、笑顔を浮かべてパンチを続けるが、ここで左を振るったベンダーが組みついていく。ヒザの応酬から距離を取った両者、マークスがプレッシャーを与え、左ストレートを打ち込む。左ボディストレートに、スリップで崩れるベンダーは、まるで1Rの勢いがない。
と、マークスは右ミドルから右ストレート、さらに連打に出る。残り1分、左ミドルを蹴り込んだマークスが、ローから距離を詰める。左ミドルから、左フックの連打、ヒザを受けたベンダーはそのまま尻餅をつき、パウンドの連打を受けると、レフェリーが試合をストップ。あれだけ初回を寝技で圧倒したベンダーだが、打撃はまるで対応できず逆転TKO負けを喫した。これでマークスが決勝進出を決めたが、逆サイドの準決勝の出場選手すら明らかになっていない。