【Bellator100】ジェンキンス、まさかのガス欠→TKO負けに
<ライト級/5分3R>
ラルー・バーリー(米国)
Def.3R3分40秒by TKO
ブッバ・ジェンキンス(米国)
ハイキックを失敗しバランスを崩したバーリーから、ジェンキンスがトップを取る。ハーフのジェンキンスをリバーサルで返したバーリーはスタンドへ。直後にダブルレッグダイブでテイクダウンを奪ったジェンキンスがハーフから左のパンチを連続で落す。ケージを蹴るが、スイープができないバーリーに対し、ジェンキンスが勢いのあるパンチを連打する。
バーリーはパンチを顔面に受けながら立ち上がると、胸を合わせてジェンキンスをケージに押し込んでヒザ蹴りへ。距離を取ったバーリーにハイから右ストレート、そのまま低い姿勢でダブルレッグを再び決めたジェンキンスが、クォーターからパンチを入れ、大きく後方に投げ捨てる。
ハーフバックのジェンキンスがRNCを狙う。手首を掴むバーリー、ジェンキンスはハーフネルソンから、なぜかフックを解いて立ち上がる。スタンドで両者が向き合うが、ジェンキンスは速攻でテイクダウンを奪い、これまでと同様にパンチからバックへ。しかし、ここで前方に落されると、パンチとヒザ蹴りをボディに受けてラウンド終了へ、詰めを必要としていないのかもしれないが、攻勢を続けても詰めに懸けるジェンキンスだ。
2R、飛びこんで右ストレートを放つバーリー。ジェンキンスは左ハイを放つも遠い。バーリーの右ハイ直後に、かなり遠い位置から組みついたジェンキンスはこれを切られると、ヒザをついたままパンチを受ける。スタミナが切れ始めたか、ジェンキンスは動きが少ない。それでも左ストレートを入れるが、直後にバーリーが右目に指が入ったとアピールし試合は一時中断へ。
再開後、左から右を伸ばしたジェンキンスは右ミドルを受けると、低い姿勢で組みつきシングルから背中をとってテイクダウンへ。胸を合わせて立ち上がったバーリー、ジェンキンスは低い姿勢で足を取りに行くが取り切れない。疲れたジェンキンス、組みにいくも失敗すると、引き込むように下へ。バーリーはトップからパンチを落すも、コントロールしきれずジェンキンスがトップを取り返す。胸を合わせたバーリーが腰を下ろしたジェンキンスの肩にヒザ蹴りを入れると、これを顔面と見なしたかレフェリーが試合を中断させる。再開後、飛びヒザから着地したバーリーがパンチの連打で動けないジェンキンスを追い込む。一端、呼吸を置いたバーリーが、残り30秒を切り右ストレートから左右のフック、さらに左ストレートから右アッパーとジェンキンスを追い込むも、ここはタイムアップに救われた。
最終回、開始直後のダブルレッグを仕掛けたジェンキンスがバーリーに尻餅をつかせる。パンチを入れながらヒザをつき、細かいパンチを入れるバーリー。横回転でトップをキープしたジェンキンスだが、ケージを背にしたバーリーの尻餅をついた状態からのパンチを受け続ける。バーリーはギロチンを無理やり仕掛け、これを抜かれて頭を胸につけられ背中をキャンバスにつけてしまう。
ハーフをキープしたいジェンキンスだが、ケージを蹴って後方に回転したバーリーがトップへ。マウントからパンチを連打するとジェンキンスが背中を見せる。バックマウントへ移行したバーリーが、RNCからパンチへ。右を連打したバーリーが再び、RNCへ。ここを決め切れないバーリーが再度、パンチへ移行する。と、ここで立ち上がったバーリー、ジェンキンスは足を取り切れないと、そのままうつ伏せに倒れ込み、パンチを受けたところでレフェリーが試合を止めた。ガス欠で自滅したようなジェンキンス、NCAA を制するなど、数々の活躍をしたアリゾナ州大という舞台で、MMA5戦目の初黒帯を喫した。