【Pancrase278】高谷裕之の相手はMMA2大メジャー経験者のナザレノ・マレガリエに決定!!
【写真】しっかりとした柔術的な基礎を持っているマレガリエ、簡単な相手ではないことは確かだ(C)KETI MILLS
28日(木)、パンクラスより6月12日(日)に東京都江東区ディファ有明で開催されるPancrase278に出場が決まっていた高谷裕之の対戦相手が、元UFCファイターのナザレノ・マレガリエに決まったという発表がなされた。
パンクラスの資料によると、4歳で柔道、7歳でテコンドーを始めたマレガリエは1999年と2000年に柔道のアルゼンチン王者となり、2001年にブラジルに移り住むと柔術を学ぶようになったとのこと。現在はUFCファイターのチアゴ・タバレスの下でMMAのトレーニングに励み、エル・ティグレ(ザ・タイガー)の異名を持つ。
UFCではTUF04のセミファイナリストで、本戦ではジョアキン・シウバにスプリットで敗れ、この1戦でUFCをリリースされている。UFC以前にもBellatorで1勝3敗──とはいってもこのうち2敗はダニエル・ストラウス、マルロン・サンドロに敗れたもので、高谷としても侮ることはできない相手だ。
打撃を振るってテイクダウン、スクランブルのなかではギロチン、あるいはバック奪取。テイクダウンを成功させたあともポジション奪取からバックという柔術家らしい流れを持つ。加えて飛び道具的な足関節も持っているマレガリエ。2大メジャー経験者を相手に、高谷は打撃で圧力をかけ、テイクダウン狙いをスプロールし削っていきたいところだ。
なお今回のパンクラス参戦に関し、マレガリエは以下のようなコメントをプレスリリースに寄せている。
ナザレノ・マレガリエ
「アジア最大のMMAプロモーション、パンクラスに参戦できて光栄です。戦いの聖地・日本で試合する事を夢見ていました。南米で数多くのタイトルを獲得してきたので、次はフェザー級キング・オブ・パンクラスを狙います。タカヤは尊敬に値する強い選手ですが、私にとってはパンクラス王者への第一関門にすぎません。必ず勝ちます」
なお日曜日に行われたPancrase277に於いて、同大会に出場する日沖発の対戦相手が内村洋二郎になったことも明らかになっており、両者はデカゴンのなかで健闘を誓い合っている。