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【OFC10】カロス・フォドー、ヤンを振りきり判定勝ち手にする

2013.09.13

<ライト級/5分3R>
カロス・フォドー(米国)
Def.3-0
ヤン・セウンホ(韓国)

OFC副社長マット・ヒュームの教え子でストライクフォース&UFCベテランのフォドーが、OFCに初参戦。いきなり激しい打撃戦を繰り広げた両者、ヤン・セウンホがフックの連打で前に出てフォドーに組みついてケージへ押し込む。ケージ際を移動しながらヒザをボディに浮き上げるフォドーは、ボディからヒザへ。距離が出来るとヤン・セウンホもテンカオから右ストレート、そして組んで金網にフォドーを押し込んでいく。体を入れ替えたフォドーだが、再びケージに押し込まれシングルレッグを受ける。

エルボーを落し、これを耐えたフォドーはヒザをボディに。フォドーが首相撲の態勢に入ると、ヤン・セウンホは距離を取り直すが、再び首相撲からヒザ、さらにダブルレッグダイブでテイクダウンを許す。エルボーを落し、腕十字を防いだフォドーがヒジを落してハーフへ。そのままキムラを狙いながらパス、頭を跨いで腕にプレッシャーを与えるが、ヤン・セウンホは指を振ってタップしないというアピールをする。フォドーはここで腕を解き、エルボーへ。ヤン・セウンホが正対したところで左右の重いパウンドを落したフォドーが初回を制した。

2R、頭を下げてパンチを打ち込むヤン・セウンホ。距離を詰めたフォドーがヒザ&ボディを入れる。フックを放つヤン・セウンホは、ダブルレッグをケージを背にして耐える。クリンチからアッパー、ヒザを入れるフォドーだが、体を入れ替えられバックを許す。すぐに向かい合ったフォドー、ここで観客席から拍手が起こる。

ケージにヤン・セウンホを押し込んでアッパー、ヒザ、右フックと打ち込むフォドー。ニヤリと不敵な笑顔を浮かべたヤン・セウンホだが、明らかに疲弊し始めている。ワンツーからヒザを受け、乱れた姿勢からパンチを返すヤン・セウンホは、ボディへのヒザ、エルボーから左フックと連続でフォドーの攻撃を被弾する。ヤン・セウンホはケージ際に追い込まれ、右を2発受ける。アッパーとヒザ蹴りを引き続き受けるも、体を入れ替えたシングルレッグへ。頭が下がって苦しい態勢のヤン・セウンホは、ここでもエルボーと顔面へのパンチを受ける。

残り40秒、ダブル&シングルで押し込むだけで動きが無くなったヤン・セウンホはなんとか2Rを戦い抜いた。最終回、ヤン・セウンホは飛びヒザを失敗し、すぐに距離を詰めたフォドーにテイクダウンを許す。ガードからシングルに出るヤン・セウンホだったが、すぐに背中をマットにつける、ハーフから再びキムラに出たフォドーが、ボディにパンチとエルボーを落す。苦しそうな表情を浮かべるヤン・セウンホに、引き続きボディへのエルボーから、顔面にヒジが落とされる。脇差しパスを決めたフォドー、潜ってくるヤン・セウンホを相手に、パンチとギロチンのコンビネーションを見せる。

ヤン・セウンホは立ち上がっても、右エルボーから、右ボディ、左フックとフォドーの一方的な展開が続く。左右のフックから再びダブルレッグを決めたフォドーはここでも腕関節狙い。さらにマウントへ移行し、エルボーを落す。背中を向けてパンチを受けるヤン・セウンホは脅威の粘りを見せて、ここでスクランブルから立ち上がる。頭を振ってパンチを受け続けたヤン・セウンホは、何とか試合終了まで戦い切ったが、勝敗の行方は明らかフォドー。ユナニマスの判定で勝利を手にした。

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