【UFN28】ジャカレ 「速度、強度、精度の全てをあげてきた」
【写真】記者会見ではアンデウソン・シウバとの対戦について質問され、「助け合っている。戦うことはない。ただし、UFCがどういってくるかだよ」という発言をしたジャカレ。その視線は、しっかりとクリス・ワイドマンを捉えている(C)MMAPLANET
4日(水・現地時間)、UFN28で岡見勇信から1RでKO勝ちを収めたホナウド・ジャカレ。打撃による衝撃的な勝利を手にしたジャカレが宿泊先に戻ってきたところをキャッチした。
――ジャカレの勝利ではなく、右ミドルに驚かされました。
「きっと、オカミは今も蹴られた場所が痛いと思うよ。これまでも練習中にミドルやフロントキックで、パートナーに痛い思いをさせてきたんだ(笑)」
――あれらの蹴りを使うのは、作戦の一つだったのでしょうか。
「オカミも予想していなかっただろうね。ただし、サウスポーを相手にしたときの常套手段だからね。完璧に彼の胃の辺りに蹴りを入れることができたよ」
――最後の右フックは、岡見選手のヒザ蹴りが見えてカウンターを狙ったのですか。それとも、ヒザには気付いていなくて出したパンチが当たったのでしょうか。
「ヒザへのカウンターになるとは思ってもいなかった。左ジャブから、右を顔面に入れてフィニッシュしようと思っていて、パンチを出したんだ。それがカウンターになった」
――ジャカレはMMA界屈指のグラップラーですが、この勝利で皆がオールラウンダーだと理解し、打撃にも警戒してくるでしょうね。
「そのためにハードトレーニングを積んできたからね。スピード、フィジカル、テクニック、全ての部分で精度、強度、速度をあげてきた。そして、タイミングを間違えることなく技を仕掛けて、自分の力を証明しようと思っていたんだ」
――もうすでに世界ミドル級王者クリス・ワイドマンに挑戦する力があることを証明したのではないでしょうか。
「もちろん、自分の力に疑問を持ったことない。ただ、UFCがタイトル挑戦権を与えてくれるか、他の試合を組む予定なのか。いずれにせよ、全ての試合が僕にとってはチャレンジだ」
――タイトル挑戦権を手にした時、米国、ブラジル、どちらで戦いたいですか。
「ブラジルだろうが、米国だろうが試合が組まれれば、開催場所は重要じゃない。ただし、UFCが日本大会をまた開催するのであれば、日本で戦いたいとすぐに手を挙げるよ(笑)」