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【WSOF04】マッキー、ゴンザレスにTD通じず、反則勝ちも逃す

<ライト級>
ルイス・ゴンザレス(米国)
Def.3-0:29-28,29-28,29-28
アントニオ・マッキー(米国)

サウスポーのマッキーに対し、右を伸ばすゴンザレス。マッキーは低い姿勢からパンチをかいくぐって組みつきにいく。両差しを許しながら、逆にマッキーを押し込んでいくゴンザレスは、腰をコントロールされても、左手をついて立ち上がる。テイクダウンの強さに定評のあるマッキーに対し、懸命にスタンドをキープしたゴンザレスだったが、ついに頭を抱えるようにテイクダウンを許す。直後にマウントを取ったマッキーが、エルボーを落す。体を反転させて立ち上がろうとしたゴンザレスからバックマウントをマッキーが取る。

一度は立ち上がろうとしたゴンザレス、マッキーは潰して腹這いにするとRNCへ。ゴンザレスはうつ伏せになり、手首をコントロールして防ぐ。フェイスロックのようにアゴの上からのマッキーの攻撃も耐えたゴンザレスは、マッキーが肩越しに足を掛けてくると、ついに体を反転させ前方に落しトップを奪取。直後に初回が終了。攻められはしたが、ゴンザレスが予想以上の動きを見せた初回となった。

2R、開始早々マッキーのテイクダウン狙いを切って、がぶりとアナコンダチョークのコンビネーションで攻めるゴンザレス。サイドチョークから再びアナコンダへ。トップを取ったゴンザレスが、エルボー&パウンドを落す。マッキーはハーフからワキを差しにいくが、ついに顔を守るばかりのポジションになり、エルボーを集中される。首のコントロールを続ける。トップを意地するゴンザレスのパウンドや打撃に対し、潜ろうとするマッキーは、正対して起き上がろうとするも、再び腹這いにされる。起き上がろうとするたびに首をコントロールされスタンドに戻れないマッキーは、最後はシングルに出た形で脇腹にエルボーを受けながらラウンド終了を迎えた。

最終回、ゴンザレスの右にダブルレッグを合わせながら、スプロールされ引き込むマッキー。ここでゴンザレスのエルボーが後頭部への攻撃だとブレイクを命じられる。2Rからグレーなエルボーを見せていたゴンザレスだが、これは完全に後頭部への攻撃と判断される。左手が痺れているような仕種をみせたマッキー。ドクターチェック後、試合再開に応じらないとばかり、椅子に座り続ける。試合続行不可能となったマッキーだが、レフェリーは試合の半分以上が進んでいるので、それまでの裁定で試合を決するとコメント。マッキーは反則勝ちを拾い損ねた。慎重さを欠いたラフな攻撃を見せたゴンザレスが、判定勝ちを手にした。

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