【PXC38】松本光史「負ける気はないし。それだけやってきた」
【写真】これから試合前の最後の難関、水抜きに臨む松本。体調はすこぶる良さそうだ (C)MMAPLANET
9日(金・現地時間)、UOGフィールドハウスで開催されるPXC38で、フランク・カマチョと対戦する松本光史。
TUF16でハウス入りはならなかったが、確かな実力の持ち主カマチョと会見で顔を合わせた。「思ったより上背がある。タフな試合になる」と覚悟を決めた松本に、インタビューを試みた。
――記者会見でフランク・カマチョと顔を合わせましたが、どのような印象を持ちましたか。
「映像で見ると、そんなに身長がないかと思っていたんですけど、けっこう上背があってビックリしました。リーチもありましたね。太りやすそうな体質のようだったけど、しっかりと体重も落してきていました。身が引き締まりましたね。タフな試合になると思います」
――決して有名な選手ではないですが、今後への勝負が掛かった試合になりそうですね。
「向こうもサイパン出身の出戻りで、プッシュされている選手のようですし、戦績も10勝2敗、KO勝ちも多い。僕がアンダードッグで当てられているのは、理解しています。でも、僕も負ける気はないし、それだけのトレーニングを積んできたので喰ってやろうと思っています」
――何か対策は練ってきましたか。
「映像は何回か見ました。ガンガン来て、柔術もできる。米国人的なファイターですよね。オールラウンドで戦いつつも、得意な部分で攻めて潰していきたいです。その練習もしてきましたし、いつもと変わらないといえば変わらないんですけど。
勢いはあると思うので、ファーストコンタクトで貰わないよう気を付けて戦います。一発のパワーもあるでしょうし、倒せる打撃を持っているので、まずはソレを受けないように戦わないと。いくら気持ちがあっても、記憶が飛んでしまったら戦えないので。まぁ、凌ぐということではないですけど、やられないで、どう自分のペースに持っていくかということになります」
――PXCでは3試合目となりました。
「これで契約最後の試合なのですが、試合前に更新の話も貰っていました。勝って、スッキリさせて、より良い契約が結ぼうと思います」
――ライト級王者ハリス・サルミエントよりも、正直なところカマチョの方が強そうに感じます。この先にはPXCのベルトを狙っていくということでしょうか。
「そうですね(笑)。ジョシュ・カルボもいるし……、でも今回のカルボの試合はウェルター級みたいですよね。強い選手はチャンピオン以外にもいるんで、ここでしっかりと経験を積みたいです。日本ではなかなか戦えない相手と、飛行機に乗ってケージで、ヒジ有りで戦うことができる。その経験を積み重ねていきたいです」
――明日、計量が残っているところ、ありがとうございました。
「体調はバッチリなので、減量も問題なくできています。これから水抜きなので……、頑張ります」
■PXC38対戦カード
<バンタム級/5分3R>
カイル・アグオン(グアム/米国)
ラッセル・ドゥワン(ハワイ/米国)
<女子ストロー級/5分3R>
富松恵美(日本)
ケイリン・カーラン(ハワイ/米国)
<ウェルター級/5分3R>
ジョシュ・カルボ(グアム/米国)
アンソニー・トレス(ハワイ/米国)
<フライ級/5分3R>
ランバー・ソムデートM16(タイ)
ロビン・カタラン(フィリピン)
<ライト級/5分3R>
フランク・カマチョ(北マリアナ諸島/米国)
松本光史(日本)
<フェザー級/5分3R>
矢地祐介(日本)
トビー・マイセック(ハワイ/米国)
<バンタム級>
トニー・レイエス(グアム/米国)
ショーン・アルバレス(北マリアナ諸島/米国)
<バンタム級/5分3R>
マイキー・タイタノ(グアム/米国)
タイロン・ジョーンズ(グアム/米国)
<ライト級/5分3R>
ジョシュ・ムラ(米国)
ライアン・トヴィス(グアム/米国)