【FOX08】3Rに渡る打撃戦は、クルックシャンクに軍配
<ライト級/5分3R>
ダロン・クルックシャンク(米国)
Def.2-1: 30-27, 27-30, 30-27
イーブス・エドワーズ(米国)
サウスポーのエドワーズが右ジャブを伸ばす。右へ回り左ジャブを伸ばすクルックシャンクが、右ハイからボディ、さらに右ハイを蹴り込む。エドワーズも左ハイを返し、スリリングな立ち上がりに。ジャブからストレートにつなげるエドワーズに対し、クルックシャンクは右ハイを見せる。
エドワーズは右ローから左ミドルを伸ばす。クルックシャンクが右ハイから放ち、着地すると構えを変えて左をそのまま放っていく。空手の追い突きのような攻撃を見せるクルックシャンクは、近距離での左ミドルも小気味良い。エドワーズも蹴りを受けてペースを譲らないように左を伸ばす。エドワーズが左ミドル、クルックシャンクは後ろ回し蹴り。クリーンヒットがないまま初回が終わった。
2R、前に出てくるエドワーズに細かいパンチを纏めようとするクルックシャンク。ボディからハイという流れを見せる。エドワーズも右ジャブをダブルで放ち、ボディを打ち込む。クルックシャンクは三日月蹴りのようなミドルから、距離を取る。足を使うのはクルックシャンク、エドワーズが前に出てきたところで右ハイを合せようとするも失敗。残り3分、クルックシャンクの右ハイがエドワーズの顔面をかすめる。
右ローからパンチにつなげるエドワーズだが、要所をクルックシャンクのハイキックで締められる。クルックシャンクはボディへの前蹴りを見せるなど、腹への攻めも目立つ。ボディから蹴りを返すエドワーズ、さらにローからハイと上下の蹴りを見せ、パンチのコンビネーションで距離を詰める。
終盤、やや動きが少なくなったクルックシャンクだが、右ミドルからサイドキックとボディ狙いを続ける。と、終了間際にスピニングバックフィストをクルックシャンクが繰り出し、エドワーズがハイキックを見せたところで2Rも終了した。最終回に入ると、距離を取る場面が目立つようになったクルックシャンクはテイクダウンのフェイントを見せる。前に出るのはエドワーズ、クルックシャンクは受け止めてカウンター狙いを続ける。
下りながらも攻撃から目を離さないクルックシャンクは、踵落としを繰り出す。サイドとローが交錯し、クルックシャンクはハイキックへ。残り2分、もう半歩踏み込みたいエドワーズ、クルックシャンクも受動態の攻撃が多く、自ら局面は打開できそうにない。クルックシャンクの右ミドルに、右ストレートを合わせたエドワーズは、続くテイクダウン狙いを切る。大きな後ろ回し蹴りを見せたクルックシャンクに対し、エドワーズも旋回蹴りを繰り出したところで試合終了となり、またもジャッジの裁定は割れ、スプリット判定でクルックシャンクの判定勝ちとなった。