【RFC28】日本人枠を浸食する中国人選手達。韓流K-1戦士クォン・ミンソクはONEで1勝=アラテンと対戦
【写真】甘いマスクのクォン・ミンソク。2戦目の対戦相手は中国人ファイター=アラテン・ヘイリ。テイクダウンを得意としているが、その前の荒い打撃はクォン・ミンソクのパンチや左ミドルの餌食になってしまいそうだ (C)MMAPLANET
31日(日・現地時間)に韓国ソウルのチャンチュン体育館で開催されるROAD FC28 の対戦カードがプレリミ=Young Gun26 とともに出揃った。
日本からはメインでチャ・ジョンファンの挑戦を受け、RFCミドル級王座初防衛戦に挑む福田力。そしてムン・ジェフンと対戦する根津優太が出場するものの、今回の日本からの出場選手はこの2人のみ。以前は4~5人で渡韓するケースも見られたが、その日本人枠には昨年末に1万4000人の観客を集め、北京にオフィスを設けたように力の入る中国のファイターに浸食されている。
今大会もメインとプレリミに4人の中国人ファイターが出場、特にヤングガンではキャリアの浅い韓国人選手と中国人ファイターは手が合うかもしれない。メインカードではK-1&RIZE出場経験のある韓国キック界トップからMMAに転向を果たしたクォン・ミンソクと対戦するアラテン・ヘイリはRUFF、CKFC(Chinese Kung Fu Championship)やクンルン・ファイトを経て、ONEで1勝を挙げているファイター。ただし、戦績は4勝5敗で負け越している。
女子マッチで初勝利を目指すパク・ジョンウンの相手を務めるリュウ・ジャオニは西安体育大学所属。中国MMA界の祖といっても過言でない散打のジャン師範の下には、散打からMMAに転向を果たす選手が続出している。その門下生は師に敬意を表して西安体育大学所属を名乗り続ける風潮がある。全く素性が分からないリュウ・ジャオニが西安大学の散打クラブに所属していた選手なら、その打撃は本物中の本物となるが果たして……。
ヤングガン出場の中国人選手=ヤン・ホーはキャリア2勝1敗のファイターで、もう一人のルウ・カイはタイでMMAを習得したアレックス・ニウが指導するドラゴン・シャンハイ所属のファイターだが、彼らの実力もやはり全く地未知数だ。
他方、そのヤングガンに出場する韓国人選手もフレッシュが顔触れが目立つ。ROAD FCのアマ部門はこれまでのようにセントラルとインターリーグに加え、アタックリーグが新設され次から次へと若い選手が台頭してきている。そんな中、注目株を挙げるとすれば第3試合に出場するコリアン・ゾンビMMA所属のソ・ジンス、そしてセントラル・リーグで高い評価を受けたチェ・ウォンジュンの2人だろうか。
日本では全く無名だが、MMAに勢いがある両国のファイターだけに無視することはできない。
■ ROAD FC28対戦カード
<RFCミドル級選手権試合/5分3R>
[王者]福田力(日本)
[挑戦者]チャ・ジョンファン(韓国)
<バンタム級/5分3R>
ムン・ジェフン(韓国)
根津優太(日本)
<バンタム級/5分3R>
クォン・ミンソク(韓国)
アラテン・ヘイリ(中国)
<女子アトム級/5分2R>
パク・ジョンウン(韓国)
リュウ・ジャオニ(中国)
<フェザー級/5分3R>
キム・ヒョンス(韓国)
チョ・ヒョンオク(韓国)
■ Young Gun26 対戦カード
<フェザー級/5分2R>
ハ・テウン(韓国)
ヤン・ボー(中国)
<ライト級/5分2R>
パク・チャンソル(韓国)
ルウ・カイ(中国)
<ミドル級/5分2R>
チェ・インヨン(韓国)
チェ・ウォンジュン(韓国)
<バンタム級/5分2R>
ソ・ジンス(韓国)
ユン・ホヨン(韓国)
<フライ級/5分2R>
チェ・ジョンホン(韓国)
パク・スワン(韓国)
<バンタム級/5分2R>
キム・ヨングン(韓国)
イ・ユンジン(韓国)