【TFC01】ヤン・ドンイ、キム・ジェヨンを下し暫定韓国ミドル級#01
【写真】韓国では三日月蹴りがブームか? キム・ジェヨンの顔が苦痛にゆがむ。ヤン・ドンイはUFC帰りの貫録を見せた (C)MOOZine
Text by Choi Woo-Suk
<ミドル級/5分3R>
ヤン・ドンイ(韓国)
Def.2R0分45秒TKO
キム・ジェヨン(韓国)
タッチグラブ後、軽く目礼を行った両者。まずはキム・ジェヨンが、ローキックを放つ。ウェービングを駆使するキム・ジェヨンは、ヤン・ドンイのフックに合わせて、ローからボディブローのコンビネーションで反撃を試みる。ヤン・ドンイがテイクダウンに成功するも、キム・ジェヨンはすぐに立ち上がる。この後、ヤン・ドンイのストレートがヒットしたが、キム・ジェヨンのハイキックが顔面を掠める。
キム・ジェヨンのラッシュに動きが止ったヤン・ドンイは、カウンターのヒザ蹴りからローキックで間合いを取り直す。キム・ジェヨンのフックの連打は、クリーンヒットはないが、動きが落ちたヤン・ドンイの顔面にスーパーマンパンチを打ち込む。この1発を合図に乱打戦が繰り広げられたが、ラウンド終了を迎えた。
2R開始早々、キム・ジェヨンのフックがヤン・ドンイの顔面を捉える。ヤン・ドンイは組みついてバックに回り込むが、キム・ジェヨンが胸を合わせて距離を取り直す。ここでヤン・ドンイはローキックを4連打。キム・ジェヨンの右を受けるが、ダメージはない。キム・ジェヨンが組みついていくと、ヤン・ドンイはすぐに脇を差して倒れない。直後にヤン・ドンイのストレートがヒットするが、続くローキックをキャッチしてキム・ジェヨンがテイクダウンに成功する。
キム・ジェヨンのハーフガートに対し、ポイントを獲得したヤン・ドンイは自らスタンドに戻る。と、スーパーマンパンチこそブロックされるが、キックのフェイントからストレートを打ちこみ。距離を取ろうとしたキム・ジェヨンを追いかけたヤン・ドンイは、ここで三日月蹴りを2発、レバーに食い込ませる。コーナーにキム・ジェヨンを追い込んだヤン・ドンイは、フック、アッパー、さらに首相撲からのヒザ蹴りでラッシュを掛ける。右のパウンドと鉄槌を受け、動かないキム・ジェヨンを見て、レフェリーのビッグ・ジョン・マッカーシーが試合を止めた。
RFCミドル級王者イ・ウンスが長期欠場中ということもあり、UFC帰りのヤン・ドンイが現時点で韓国ミドル級ナンバーワンの座を射止めた。