【ONE33】アレクサヒンが防戦一方のバトムンフをRNCで切って落とす
<ウェルター級/5分3R>
ニコライ・アレクサヒン(ロシア)
Def.3R4分39秒 by RNC
ブルンゾルグ・バトムンフ(モンゴル)
キャリア16勝3敗のアレクサヒンに対する、在ソウルのモンゴル人ファイター=バトムンフに北京のファンは声援を送る。アレクサヒンがまず左フックを牽制気味に繰り出す。続いて右ストレートから右ロー、バトムンフはボディを受けるがワンツーからローを返す。アレクサヒンのワンツーから右を被弾するバトムンフは、左ジャブをヒットさせる。アレクサヒンはダブルレッグを一発で決め、体を抱えて立ち上がったバトムンフを大きく抱えてスラム気味で叩きつける。
ハーフからエルボーを受けるバトムンフは、鉄槌をガードから返しフルガードに戻す。足を払ってパスを狙うアレクサヒンがパンチと同時にパス、直後にマウントを奪う。背中を見せたバトムンフが、両足をフックされ後方からパンチを連続で被弾する。頭を抱えるバトムンフは防御できず、アレクサヒンの左がゴツゴツと頭部に打ち込まれる。仰向けになってRNCを仕掛けたアレクサヒンは、バトムンフが胸を合わせてくる動きに合わせてマウントに移行。パウンドを受けたバトムンフが背中を向けるやRNCを再度仕掛けたが、タイムアップに阻まれた。
2R、アレクサヒンが左ストレートを伸ばすも、やや口が空き気味だ。バトムンフも左ジャブを当てるが、前蹴りで前進を阻まれる。パンチに続き左ミドルを入れたアレクサヒン攻勢のままで試合は進む。左ストレートで動きが止まったバトムンフ。さらにワンツーでアレクサヒンが前に出る。ワンツーをヒットさせたアレクサヒンは右ストレート、スピニングバックフィスト、さらに右ハイを繰り出す。意を介したように左右のフックを振るってバトムンフが前に出るも、アレクサヒンも飛びヒザを直後に狙うなどペースを譲らない。アレクサヒンは左ジャブを伸ばし続けたが、やや足が前に出なくなり最終回を迎えることとなった。
最終回、アレクサヒンがワンツーを打ち込み、ヒザ蹴りへ。続いて重い右ローから、左ボディストレートをヒットさせる。バトムンフが右ローを返すも、スピニングバックフィストを受け厳しい展開が続く。アレクサヒンは簡単にダブルレッグでテイクダウンを奪い、バックマウントからパンチ、背中を伸ばしてエルボーを側頭部に連続で落とす。パンチを受け続けるバトムンフは頭を抱えて耐えるのみ。懸命に背中だけは伸ばさないようにするバトムンフ。ついに仰向けにされると手首を掴んでRNCを防ぐが、残り30秒で左腕を喉下に通したアレクサヒンが最後の最後でRNCでタップを奪った。