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【UFC96】公開計量終了、プレリミナリーの見どころは?

a58be6a1いよいよ開催が明日=3月7日(土・現地時間)に迫ったUFC96「Jackson vs Jardine」。米国オハイオ州コロンバスのネイションワイドアリーナで開催される同大会の公開計量が、6日(金・同)に同所にて行われた。

【写真】メインに出場する両者、ランペイジ・ジャクソン×キース・ジャーディン。ランペイジにはブーイングも (C)ZUFFA

このところ、順調に体重を落とす選手が多いが、今大会でも特に問題なく、滞りなく計量は終了した。そんな同大会はPPVカードとしても弱いラインナップだが、プレリミナリーになればさらにその感は強くなる。ただ、そのプレリミナリーにはPPVカードに顔を揃えてもおかしくないファイターが出場している。それがブランドン・ベラとケンドール・グローブの二人だ。


18037b08【写真】マイケル・パットとの対戦では、絶対におくれをとることが許されないブランドン・ベラ (C)ZUFFA

ヘビー級時代から、その才能を認められていたベラは、ライトヘビー級転向で一気にトップ入りを果たすものと見られていたが、同大会のメインに出場するキース・ジャーディンに敗北、メインとプレリミナリーという差がついてしまう。ボクシングのみでなく、ロブ・カーマン譲りの対角線コンビネーションを身につけたベラには、そろそろ持ちうる力を発揮してもらいたいものだ。

一方、TUFシーズン3優勝者のグローブは、一時は飛ぶ鳥を落とす勢いでミドル級を席巻したが、パトリック・コーテ&ホルヘ・リベラに連続TKO負けを喫し、致命的なまでのアゴの弱さを露呈してしまった。

06c6e43f【写真】その長いリーチと、ミドル級では破格の198センチの長身を誇るケンドール・グローブ。醸し出す雰囲気も、独特のものがあり、トップ返り咲きが期待できるような勝利が欲しいところ (C)ZUFFA

その後、今は亡きエヴァン・ターナーにこそ2-1の判定勝ちを収めたが、今回のジェイソン・デイ戦でおくれを取るようなことがあれば、リリースされてもおかしくない。かつての輝きを取り戻すことができ、PPVラインナップ復帰を期す両者の戦いぶりに注目だ。

■UFC96『Jackson vs Jardine』計量結果

<ライトヘビー級/5分3R>
ランペイジ・ジャクソン:205ポンド(92.9キロ)
キース・ジャーディン:204ポンド(92.5キロ)

<ヘビー級/5分3R>
シェーン・カーウィン:259.5ポンド(117.7キロ)
ガブリエル・ゴンザガ:257.5ポンド(116.8キロ)

<ウェルター級/5分3R>
ピート・セル:170ポンド(77.1キロ)
マット・ブラウン:170.5ポンド(77.3キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
マット・ハミル:205ポンド(92.9キロ)
マーク・ムニョス:204.5ポンド(92.7キロ)

<ライト級/5分3R>
グレイ・メイナード:155ポンド(70.2キロ)
ジム・ミラー:154.5ポンド(70キロ)

<ウェルター級/5分3R>
タムダン・マックローリー:170ポンド(77.1キロ)
リャン・マディガン:169ポンド(76.7キロ)

<ミドル級/5分3R>
ケンドール・グローブ:185ポンド(83.9キロ)
ジェイソン・デイ:184.5ポンド(83.7キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ティム・ボーテッシュ:205ポンド(92.9キロ)
ジェイソン・ブリッツ:204ポンド(92.5キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
ブランドン・ベラ:205ポンド(92.9キロ)
マイケル・パット:204.5ポンド(92.7キロ)

<ライト級/5分3R>
アーロン・ライリー:155ポンド(70.2キロ)
シェーン・ネルソン:155ポンド(70.2キロ)

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