【Bellator145】ポイントアウト成らず、ローレンスがサンチェスに1‐2で敗れる
<フェザー級/5分3R>
エマニュエル・サンチェス(米国)
Def.2-1:29-28,29-28,28-29
ジャスティン・ローレンス(米国)
サイドキックで顔面を狙いつつ、サークリングを駆使するローレンス。追いかけて右ハイを見せるサンチェス。サンチェスの左ハイをブロックしたローレンスが左ジャブを伸ばす。さらに前に出てくるところで右ストレートを打っていく。サンチェスは前進を続けローからパンチを狙うが、時折り前に出てくるローレンスのパンチを被弾し、自らの拳は空を切ることが多い。ケージにローレンスを追い込んだサンチェスは組んで押し込み、ヒザを使う。残り20秒で離れた両者、回るローレンスを追いかけるサンチェスという展開でここも終わった。
2R、初回同様サイキックを見せたローレンスが、離れてからボディフックを2発、続いて顔面も狙う。ジャブから前に出るサンチェスはどうにもローレンスを捉えることができない。ならばと首相撲からヒザを狙ったサンチェスだが、ローレンスが右フックを打って離れる。サンチェスはようやく右を当てると即組みに行ってケージにローレンスを押し込むが、テイクダウンに結びつけることができない。ヒザを蹴り合うぐらいで残り1分でブレイクが命じられる。やや近い距離でパンチを交換すると、サンチェスが後ろ回し蹴り。これを機にローレンスが打ってはなられるという流れを戻す。しかし、流血のサンチェスは残り10秒で右ハイがガードを掻い潜り、ローレンスのアゴにヒット。腰が落ちたローレンス、この一発でサンチェスのラウンドとなったか。
最終回、開始早々に右を入れてダブルレッグに出たサンチェスは右のヒザ蹴りを突き上げる。バックを窺うサンチェスだが、ローレンスはウィザーでここだけは譲らない。サンチェスが強引に後方への崩しを狙うと、ローレンスはこれをこらえてケージを蹴ってトップを奪取。ローレンスは胸を付けて立たせないようタイトに抑え込むと、ヒジを入れるだけだったサンチェスが、残り1分を切ってヒザ十字を狙う。
ここからスクランブルに発展し、両者が立ち上がる。サンチェスがダブルレッグでドライブしたところで試合が終了した。両手を高く上げて勝利をアピールするローレンスだが、スプリットで判定負け。策に溺れる結果となった。