【RFC26】フライ級統一王座へ。暫定王者ソン・ミンジョン「精神的には間違いなく変わった」
【写真】減量の是非が戦局に大いに関係してくれると思われるソン・ミンジョン。「カッチンカッチンや」という人では決してない…… (C)MMAPLANET
9日(金・現地時間)にソウルのチャンチュン体育館で開催されるROAD FC26。メインで正規王者チョ・ナムジンとフライ級王座統一戦を戦う暫定王者ソン・ミンジョン。
バンタム級のトップコンテンダーからフライ級に転向して3戦目。その全てが選手権試合という戦績と実力が正比例しない実力者に、統一戦直前の心境を尋ねた。
──王座統一戦が近づいてきました。今の心境を教えてください。
「追い込みを無事に終え、今は減量と軽い運動をしながら、心身ともに試合に向け万全のコンディションを作れるように集中しています」
──昨年7月の対戦では判定負けを喫しましたが、裁定については納得していましたか。
「当然の結果でした。周りから(結果に対して)惜しまれる声など言われましたが、試合後負けたと自分自身感じていました」
──では、どこがチョ・ナムジンに遅れを取った要因と考えていますか。
「技術、体力、精神、全ての面で遅れをとってしまったことですね」
──その部分を克服するために、どのようなコトを自らに課したのか教えてください。
「何か特別なことを課してはいないですが、いつもより実戦を想定したスパーリングを多くこなしました」
──ソン・ミンジョン選手がフライ級で戦う際には、常に減量が上手くいくかということが焦点の一つとなります。昨年7月のチョ・ナムジン戦から、今年2月の春日井戦を2度の減量を経て、減量方法にもどのような工夫をするようになりましたか。
「今回は以前よりも体重が落ちてくれているんですけど、その時その時の体重を見ながら、食事量を調節しています」
──暫定王座を獲得した春日井戦ですが、改めて春日井選手の印象を教えてください。
「とてもグラウンドが強かったです。グラウンドでの春日井選手はROAD FC軽量級のどの選手よりも強かったと感じました」
──勝因はどこにあったと考えていますか。
「最後まで集中が切れなかったことが勝因に繋がったと思います」
──春日井戦のその勝因は、今回の試合でも生きてくるでしょうか。
「いえ、今回は違う考え方、作戦で試合に臨みます。今までの自分とは違った、変わったことをお見せします」
──なるほど。今回の試合は王座統一戦で、ソン・ミンジョン選手は暫定王者です。王者同士、対等の立場で戦う試合だと捉えていますか。またはチョ・ナムジンに挑戦する試合だと考えていますか。
「もちろん挑戦者として考えています。昨年の試合で自分は負けました。その後の暫定王座戦という機会で自分が勝てたことが今回の試合を作ったのだと思います」
──昨年7月と現在、自分自身で技術的に一番変わったのはどこだと思いますか。
「技術的には変わっているか分かりません。ただ、精神的には間違いなく変わったと自信があります」
──それはプライベートでの変化も影響していますか。
「新しい家族が出来ました。今は2人の息子と妻に毎日応援してもらっています」
──最後にこの試合に賭ける意気込みを教えてください。
「今回の試合は己の限界が試される試合だと思っています。今までで一番強く覚悟を持って臨みますので、必ず良い試合になると思います」
■ ROAD FC 26 対戦カード
<ROAD FCフライ級王座統一戦/5分3R>
[正規王者]チョ・ナムジン(韓国)
[暫定王者]ソン・ミンジョン(韓国)
<ヘビー級/5分3R>
チェ・ムベ(韓国)
マイティ・モー(米国)
<ヘビー級/5分3R>
ミョン・ヒョンマン(韓国)
楠ジャイロ(ブラジル)
<フェザー級/5分3R>
ホン・ヨンギ(韓国)
ホー・ナンナン(中国)
<ライト級/5分3R>
チェ・ジョンチャン(韓国)
佐々木信治(日本)
<バンタム級/5分2R>
ハン・イムン(韓国)
イェ・ユーアン(中国)
<ライト級/5分2R>
ジョン・ドゥジェ(韓国)
キム・スンヨン(韓国)
■ Young Guns 25 対戦カード
<フェザー級/5分2R>
タイロン・ヘンダーソン(米国)
ソク・サンジュン(韓国)
<ウェルター級/5分2R>
ユン・チョル(韓国)
カリム・ボウララッシ(モロッコ)
<バンタム級/5分2R>
チェ・ムソン(韓国)
ジャン・デヨン(韓国)
<ウェルター級/5分2R>
桑原清(日本)
ラ・インジェ(韓国
<フェザー級/5分2R>
ヤン・ジェウン(韓国)
上野藤士(日本)
<フェザー級/5分2R>
チョ・インヘン(韓国)
ジョン・グァンソク(韓国)
<フェザー級/5分2R>
ジャン・イクファン(韓国)
ファン・ドンユン(韓国)