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【Rolls Gracie Cup】格闘技に青春を捧げた男=新村康行×アイドルの追っかけから転身=山田洋平

Nimura vs Yamada【写真】格闘技歴などあらゆる面で違いが見られる新村と山田の一騎打ちの行方は…… (C)HIROYUKI KATO

4日(日)に東京都台東区の台東リバーサイドスポーツセンターにて開催される「ホーウス・グレイシー杯2015」。前回のプレビューに続き、もう一つ注目の紫帯スペシャルマッチを紹介したい。アダルト紫帯80キロ級契約で戦う新村康行(グラスコ柔術アカデミ-)と山田洋平(ドラゴンズデン)。結果を残す両選手だが、その経歴は対照的だ。
Text by Hiroyuki Kato

新村は小学校1年から中学3年の時まで柔道を学び、高校時代はボクシング部に所属していた。柔術転向後も立ってよし、寝てよしの選手として注目され、紫帯ながらONEで安藤晃司のセコンドにも就いている。柔術に限らず、青春を格闘技に捧げ続ける選手といえる。「下のポジションが苦手で、この1、2年間練習に取り組んだ」という成果も、徐々に現れはじめ、今年のJBJJF東日本選手権で階級別・無差別の二冠、アジア選手権でも3位の結果を残している。

一方の山田が青春を捧げてきたのは、アイドルだ。30歳になるまで格闘技経験は一切なし。「4年前にアイドルグループ『BiS』の追っかけをしていて、彼女たちのひたむきな頑張りに感化された」と、職場の近くにあったドラゴンズデンに通い始める!! マスターカテゴリーでは青帯優勝など結果を残し、「入会当初に澤田さんに言われた『力だけに頼るな』、『力で誤魔化すな』」を信条にテクニックを磨き、今年は紫帯で全日本選手権2位となっている。柔術歴4年で、ここまで結果を残せるのも、そのセンス故。

経歴が対照的な2人によるスペシャルマッチも「ホーウス・グレイシー杯2015」の大きな見どころの一つだ。

■Rolls Gracie Cup スーパーファイト対戦カード

<茶帯78キロ/8分1R>
高橋昌嗣(トライフォース柔術アカデミー)
ホブソン・タンノ(INFIGHT)

<茶帯ルースター級/8分1R>
渡辺翔平(ポゴナ・クラブジム)
藤岡勇(藤田柔術)

<紫帯ルースター級/7分1R>
杉本寛樹(AXIS JIU-JITSU ACADEMY)
長谷部悠(リバーサルジム新宿Me,We)

<紫帯80キロ/7分1R>
新村康行(グラスコ柔術アカデミー)
山田洋平(DRAGON’S DEN)

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