【UFN71】アンドレジが全局面でモラスを圧倒、フルマークの判定勝ち
<女子バンタム級/5分3R>
ジェシカ・アンドレジ(ブラジル/13位)
Def.3-0:30-27,30-27,30-27
サラ・モラス(カナダ)
アンドレスの左フックにダブルレッグを合わせたモラス。これはスプロールされたが、再び組みへ。アンドレジは首投げ大きくモラスを舞わせ、すぐにスタンドへ戻る。右フックを入れるアンドレジが左右のフックで前に出ると、モラスもフックを返してテイクダウン狙いからガードワークへ。グラウンドに付き合わないアンドレジは、続く打撃戦からモラスが引き込んでも離れてスタンドの展開へ戻る。粗い打撃戦、モラスがテイクダウン狙いから引き込んでクローズドガードへ。ついに寝技に持ち込んだモラスはハイガードから腕十字も。腕を抜いたアンドレジが立ち上がる。引き込みハーフを取るモラスにパンチを入れたアンドレジは、同じ展開のなかで強烈な鉄槌、右エルボーを落としモラスを圧倒し始める。残り10秒を切り、アンドレジは大きな振りの右フックを打ち込んで、さらに攻勢をイメージづけた。
2R、組み合いのなかで投げを決めたアンドレジがハーフからパンチを落とす。さらに鉄槌を連打し、モラスのアップキックにもサイドへ。引き続きアンドレジはエルボーを落とし、ハーフを取られても寝技に付き合う。モラスはフルガードに戻すと、ここで体を抜いたアンドレジがスタンドへ戻る。直後に豪快なリフト系のテイクダウンを見せたアンドレジは、間断なくパンチやヒジ、鉄槌を落とす。モラスは動きが緩慢になり、パスを許す。モラスは上四方からパンチを受けるなど、殴られ続けラウンド終了を迎えた。
3R、ハグをして健闘を称えあった両者。アンドレジが右ボディフックを入れる。引き込むしかないモラスは、寝技でもアンドレジの打撃&トランジッションに攻め立てられる。サイドから鉄槌を落とすアンドレジは、シングルを潰しギロチンを仕掛ける。引き込んだモラスは、必死に潜っていくがパンチを被弾する数が増えるのみ。鼻血で顔面に真っ赤に染まるモラスはスタンドに戻ら冴えると、左フックから右ストレートを打ち込まれ、またも引き込む。
ラバーガードも防がれたラモスは左ストレートを受け、ボディを効かされ引き込みもままならない。それでも最後の1分を切ったところでギロチンに態勢に入ると、首を抜いたアンドレジの首投げに合わせて、バックを奪取する。モラスは最後まで勝負を諦めず立ち上がったところでRNCを仕掛ける。残り15秒、大丈夫と人差し指を何度も振ったアンドレジが耐え切り、大差の判定勝ちを手にした。