【RFC11】韓国×世界開催。ソクジュ&ヨアキム・ハンセン参戦
【写真】ソクジュ、ヨアキム・ハンセン、ミノワマン、ルイス・ラモス、韓国×世界――と呼ばれるラインナップを揃えてきたRFC11。企業努力と意欲は完全に買いだろう(C)IFC, GONGKAKUTOGI, MMAPLANET、SHOOTOBRAZIL
4月13日(土・現地時間)にソウルのオリンピック・ホールで開催されるRFC11の対戦カードが、ほぼ出揃った。残念ながらミノワマンがRFCミドル級王者イ・ウンスに挑戦するタイトル戦は、チャンピオンのヒザの負傷により消滅しソン・ヘソクとのワンマッチに変更された。それでもヨアキム・ハンセンやティエリー・ソクジュが出場するなど、韓国でのMMA普及に臨むRFCの本気度が伺える――意欲的なカードが並んでいる。
何気に1年7カ月振りのMMAマッチとなるヨアキム、日本でビッグショー開催がなくなってもSBのリングに上がるなど戦いのベースを移さない北欧のバイキングが、韓国初上陸を果たす。対戦相手は来日経験もあるソ・ドゥウォン。デビュー当初はウェルター級で戦い、黒星が先行した時期もあったが、階級をライトからフェザー級の落し、このところは6連勝中と勢いに乗っている。芸能人活動も活発で、韓国国内人気ナンバーワン選手をアウェイで迎え撃つこととなる。
さらにPRIDEをこよなく愛するジョン・ムンホンRFC代表はソクジュを起用し、ウィ・スンを対戦相手に指名した。日本マットを離れた後、UFCからストライクフォースなどメジャーで生き残ることができなかったソクジュは、最近では豪州やイスラエル、ポーランドなどを流浪している。ウィ・スンベはRFC3でデニス・カンを破って以来のファイトだが、プロモーションの努力の結晶といえるマッチアップだ。
この他にもブラジルから元UFCファイターで、修斗世界ミドル級(76キロ)のベルトを巻いたこともあるルイス・ラモスも参戦し、イゴール・グレイシーをOFC5で下したチェ・ジョンファンに胸を貸す。タイトル戦がなくなったミノワマンは、昨年9月にRFCで対戦したユン・ジンスの愛弟子ソン・ヘソクと対戦。ヘソクは大峻護が優勝したミドル級トーナメントで準優勝だったハードパンチャーだ。
【写真】韓国×世界に並び、気になるのが久米〝ダ・ジャガー改めてストレンジャーを名乗るかもしれない“鷹介とナム・ウィチョルのRFCライト級王座決定戦。両者にとって、今後のキャリアを左右する痺れる韓日決戦だ(C)MMAPLANET
そんなミノワマンのワンマッチも含め、まさに「Korea vs World」というべき意欲的なカード編成のなか、忘れてならないのはRFCライト級王座決定戦となるトーナメント・ファイナル=久米鷹介×ナム・ウィチョル戦だ。久米曰く「ステップアップのためなんて言っていられない、サバイバル戦」というこの試合、日本の新鋭と韓国のトップ選手にもう実力差はない――本気の韓日戦となる。
この他、同大会ではアンダーカードのYoung Gunsでバンタム級Tの準々決勝&決勝も行われ、日本から佐藤将光と日系ブラジリアンのヒロ・ヤマニワことアラン・ヨシヒロも出場する同大会。ワールドクラスから、アジア頂点対決、さらに人材育成と冒頭に記したとおり、RFCの本気度が詰まった魅力的なイベントとなりそうだ。
■RFC11対戦カード
<RFCライト級T決勝/5分3R>
ナム・ウィチョル(韓国)
久米鷹介(日本)
<ミドル級/5分3R>
ミノワマン(日本)
ソン・ヘソク(韓国)
<ライトヘビー級/5分3R>
ティエリー・ソクジュ(カメルーン)
ウィ・スンベ(韓国)
<ウェルター級/5分3R>
ルイス・ラモス(ブラジル)
チェ・ジョンファン(韓国)
<フェザー級/5分3R>
ヨアキム・ハンセン(ノルウェー)
ソ・ドゥウォン(韓国)
■Young Guns07対戦カード
<RFCバンタム級T準決勝/5分3R>
第4試合の勝者
第3試合の勝者
<RFCバンタム級T準決勝/5分3R>
第2試合の勝者
第1試合の勝者
<RFCバンタム級T補欠戦/5分3R>
イ・ギルウ(韓国)
キム・ソンジェ(韓国)
<RFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
佐藤将光(日本)
ムン・ジェフン(韓国)
<RFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
アラン・ヨシヒロ(日本)
ソン・ミンジョン(韓国)
<RFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
ユン・チョル(韓国)
キム・ホジュン(韓国)
<RFCバンタム級T準々決勝/5分3R>
クァク・ミョンシク(韓国)
ホン・ジュンギ(韓国)