【Bellator】ボディ攻撃で、シュレメンコ第2代ミドル級王者に
【写真】勝負を決めたシュレメンコのヒザ蹴り(C)KEITH MILLS
<Bellator世界ミドル級王座決定戦/5分5R>
アレキサンダー・シュレメンコ(ロシア)
Def.2R2分18秒by TKO
マイケル・ファルカォン(ブラジル)
サスウポーから左を伸ばすシュレメンコ、組みたいファルカォンの首相撲を押し退け距離を取る。シュレメンコの左ミドルに距離を詰め、首相撲の態勢に入ったファルカォンは、続くスピニングバックフィストの際にバックを取り得意の展開に。ケージに体を押し込むシュレメンコは、胸を合わすとファルカォンを突き放す。
シュレメンコの左フックを受けながらも、打撃を返すファルカォン。徐々に距離がシュレメンコのレンジが合ってきたか。ヒザ蹴りを見せたシュレメンコは組みついてきたファルカォンを、小外掛けで倒す。カンヌキ+クローズドガードのフォルカォン、レフェリーがすぐにブレイクを命じる。
スタンドに戻り左ボディフックを見せたシュレメンコ、さらに左ストレートを伸ばす。距離を取ろうとしたファルカォンに回転系の技を見せたシュレメンコ、残り90秒で組みついたファルカォンが強引に後方に投げを狙うが、自ら下になってしまう。立ち上がったシュレメンコを追いかけてシングルにからダブルで組みつくファルカォンだが、ヒザをボディに受ける。
態勢を入れ替えあった両者、シュレメンコがケージ中央に押し込むと距離をとって、後回し蹴りから組みついて小外掛けを再び見せる。耐えたファルカォン、シュレメンコが距離を取ったところで初回終了した。
2R、ワンツーのファルカォンに対し、左を伸ばすシュレメンコ。ファルカォンは蹴りから組みつこうとするが、ミドルを蹴り込まれる。下がりながらミドル、ボディフックを打ち込んだシュレメンコに対し、ファルカォンが組みついてケージに押し込む。再びケージ中央に戻り首相撲の態勢に入ったファルカォンだったが、ヒザは出せないまま距離を取られる。
距離が近づくと、粗い打撃戦が見られるようになった一戦は、ファルカォンが左右のフックで前に出るも、左を受けて首相撲に捉えられる。ボディへのヒザ3発から、左ボディを受けたファルカォン。ここで腹が効かされたのか、続く当たりの浅いボディへの後ろ回し蹴りから、右ストレートで後方に倒れ込む。シュレメンコはボディへのパウンドで、完全に動きが止まると、続く顔面へのパンチ2発でファルカォンが失神。実質、ボディへのヒザとフックで試合を決めていたシュレメンコが、第2代ベラトール世界ミドル級王者に輝いた。