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【Bellator136】ウィル・ブルックス、力の差を見せ手堅く判定勝利、初防衛に成功

<Bellator世界ライト級選手権試合/5分5R>
ウィル・ブルックス(米国)
Def.3-0:49-46, 49-46, 49-46
デイブ・ジャンセン(米国)

いきなり左前蹴りを見せたジャンセン、続いてはハイキックも見せるがブルックスが落ち着いてディフェンス。ジャンセンが左を振るって前に出てくると、右フックを合わせる。ジャンセンのローで大きく姿勢を乱したブルックスだが、立ち上がって左ミドルから組んでいなす。ブルックスの右をかわしたジャンセンが右フック、ブルックスも右を返す。ジャンセンは距離をつめて首相撲からヒザをボディに入れ、ケージにブルックスを押し込んでいく。

ヒザをボディに受けて、一旦体を低く沈めたブルックスが首相撲を外す。離れてからもジャンセンは左ロー、右ハイと積極的に動く。右ハイから後ろ回し蹴りを見せたジャンセン、ブルックスはミドルを入れる。ジャンセンはここでも組んでケージに王者を押し込みヒザをボディと太腿に突き刺す。残り90秒、体を入れ替えたブルックスはショートアッパーから距離を取り直すと、逆に首相撲からヒザ蹴り、ダーティボクシングで反撃に出る。ここでジャンセンは踵落としと予想外の攻撃を見せた。

2R開始直後のキックの応酬で、ジャンセンの左ミドルがブルックスの急所に当たる。再開後、ジャンセンのワンツーをステップで外したブルックスがショートフックを入れる。続いて組みに来たジャンセンをケージに押し込むも、体を入れ替えられる。右腕を指してヒザを見せるジャンセンは、組み合いで譲らない。と、離れ際にハイキックを入れたブルックスは、左のテンカオを繰り出す。パンチを打ち合うなかでヒザ蹴り、スイッチから左ミドルを入れるチャンピオンが、ジャンセンのローに右ストレートを合わせる。

パンチから蹴りと綺麗なコンビネーションを見せたチャンピオンを泥臭く、組んで押し込んでいくチャレンジャー。回って距離を取り直したブルックスは、右ハイをキャッチしてテイクダウンに成功。すぐに立ち上がったジャンセンの荒いペースに巻き込まれないように、ブルックスは右フック、そして左のヒザ蹴りをボディに突き刺す。ジャンセンも左ミドルを返し、組んでからヒザに鉄槌を落とす。効果的という部分で、このラウンドは王者のモノとなった。

3R、ジャンセンの左フックに右フックを返す王者が、スピニングバックキックをボディに入れる。下がらないチャレンジャーが組んでケージにブルックスを押し込むも、すぐに態勢を入れ替えられてしまう。左ヒザを入れた離れたブルックスが、ワンツーをヒットさせる。下がりながら左フックを打ってくるジャンセンを追いかけ、ボディロックからテイクダウンを決めたブルックス。バタフライガードからスタンドに戻ったジャンセンだが、ポイントを抑えているのはチャンピオンだ。

残り2分、大振りのパンチが多いジャンセンは体の軸が乱れる場面が多くなる。そんなチャレンジャーのシングルレッグを切ったブルックスは、右フックをヒット。ジャンセンのダブルレッグをスプロールして右を入れた。ここで指が目に入ったと、ブルックスが間合いを外す。再開後、ジャンセンのローにワンツーを打ち込む。精度でチャレンジャーを完全に上回るようになったブルックスが、ジャンセンの蹴りをかわして右フックを打ち込み、ヒザ蹴りでラウンドを締めた。

人生初の4Rに臨んだジャンセンが、シングルで組んでテイクダウンを狙う。後頭部を抑えて耐えるチャンピオン、ここでテイクダウンが取れないとジャンセンはいよいよ体力を消耗しそうだ。1分半が経過しレフェリーがブレイクを命じ両者を分ける。ブルックスは連打を打ち込み、ジャンセンのテイクダウン狙いをスプロール。接近戦のなかでパンチとヒザを決める。ブルックスはケージにジャンセンを押し込み、ショートアッパーからヒザ蹴り、続いて右を打ち込む。引き続きショートアッパーからヒザ、そして右を再び打ち込んだチャンピオンは、殴っては組んで息を整える。そして首相撲からヒザと、ジャンセンを圧倒し始める。眉間をカットし、顔面を真っ赤に染めたジャンセンは右フックを2発受け、懸命に距離を取り直すなど厳しい展開が続いた。

最終回、観客を煽るブルックス。ジャンセンのパンチに距離を取って、右を打ち込んだブルックスはここでもチャレンジャーをケージに押し込む。とワキをくぐったジャンセンがバックを取る。すぐに胸を合わせた王者、ジャンセンはチャンスに食らいつく気持ちが途切れかかっている。首投げを強引に仕掛けるなど、いよいよ厳しくなったジャンセン。右フックから左ハイを受けそうになり、組んでいくが簡単にケージに押し込まれる。

ブルックスはダーティボクシングでボディとアッパーを繰り返す。ブレイクが掛かり、両者が離れるもすぐに王者が組んで同じ態勢に。そのまま試合はラスト30秒を迎え、最後は残り15秒でブルックスがテイクダウンに成功。しっかりと戦い抜いたブルックスが、王座初防衛に成功した。

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