【Awards】MVP5位~7位、歴史を変えたロンダ・ラウジー
【写真】女子MMA界、いやMMA界を変えたロンダ・ラウジー。セックス・シンボルでは動かないUFCが、強さの象徴として女子MMA界のアイコンを見て動いた。
2012年下半期MMAPLANET Awards、第17 弾は引き続きMVP部門から5位から7位の発表となります。
名勝負を繰り広げるジョー・ローゾン、半年前の試合が今も鮮明に記憶に残るクリス・ウェイドマン、そしてUFC世界王座を戦わずして手にしたロンダ・ラウジーが、その3人だ。
Photo by GONGKAKUTOGI
ロンダ・ラウジー(米国)
所属
通算MMA戦績6戦6勝0敗
UFC世界女子バンタム級王者
2012 年下半期戦績1戦1勝
8月18日×サラ・カフマン
UFCの歴史を僅かキャリア6戦で塗り変えてしまったラウジー。12月にストライクフォース世界女子バンタム級王者は、UFCにとって初の世界王者に認定された。まだオクタゴンで1試合も行っていないのにベルトを手渡されても、何の批判も受けない。それほどの存在感を彼女と、彼女が最大の武器とする腕十字は有していることになる。
クリス・ウェイドマン(米国)
セラ&ロンゴ・ファイトチーム所属
通算MMA戦績9戦9勝0敗
UFCミドル級
2012 年下半期戦績1戦1勝
7月11日×マーク・ムニョス
圧倒的なテイクダウン能力とトップコントロール、エルボーの強さを見せつけ、マーク・ムニョスを粉砕も、熱望したアンデウソン・シウバ戦は実現せず。ここ5カ月は試合数『0』で、その存在感をアピールし続けることはできなかった。熾烈を極める挑戦権争い、コンスタントに試合に出て勝ち続けるしかない。
ジョー・ローゾン(米国)
リアリティ・セルフディフェンス所属
通算MMA戦績30戦22勝8敗
UFCライト級
2012 年下半期戦績2戦1勝1敗
8月4日×ジェイミー・ヴァーナー
12月29日×ジム・ミラー
8位にジェイミー・ヴァーナーが選ばれるなら、ローゾンが選出されて然り。ヴァーナーを三角絞めで破り、年末にはジム・ミラーに敗れたものの、大流血のなか魂のカニばさみ→足関節を見せてくれた。今後は完全燃焼型のファイトを勝利に結びつけてほしい。