【Awards】MVP部門同率8位と9位に二人のUFC世界王者
【写真】2012年下半期、結果と印象を最も残したMVP。8位のジェイミー・ヴァーナーは1勝1敗ながら、2試合連続でその試合内容は他を圧倒した。
2012年下半期MMAPLANET Awards、第16弾は7月から12月の半年間で、最も印象的な活躍をしたファイター=MVP部門から8位の2人と10位の3人を紹介となります。
UFC暫定世界王者と正規王者、そして昨年下半期のオクタゴンでは珍しい2試合を経験したファイターが、MVP下位にランクされた。
Photo by GONGKAKUTOGI
<MVP第8位>
ジェイミー・ヴァーナー(米国)
MMALAB所属
通算MMA戦績28戦21勝7敗
UFCライト級
2012年下半期戦績2戦1勝1敗
8月4日×ジョー・ローゾン
12月20日×メルビン・ギラード
最終興行での敗戦で、UFCにスライド復帰することはならなかった元WEC世界王者は、代役出場で昨年5月に復帰するや、下半期もローゾン&ギラードと印象に残るファイトを展開。28歳とは思えないベテラン振りを発揮している。
<MVP同率8位>
ヘナン・ベラォン(ブラジル)
ノヴァウニオン所属
通算MMA戦績30戦29勝1敗
UFC暫定世界バンタム級王者
2012年下半期戦績1戦1勝
7月21日×ユライア・フェイバー
WECで2連勝、UFCで3連勝し掴んだユライアとの暫定世界王座決定戦。その長い手足を使い、離れて回転系の蹴り、ユライアの前進に合わせてカウンター狙いと、徹底した負けないファイトで王座を戴冠。KOパワーを持ち、優れた極め力を持つベラォンだけに、いざとなったときのインファイトはお手の物。奥の深い暫定王者だ。
<MVP第10位>
デメトリウス・ジョンソン(米国)
AMCパンクレーション所属
通算MMA戦績18戦16勝2敗
UFC世界フライ級王者
2012年下半期戦績1戦1勝
9月22日×ジョセフ・ベナビデス
マイティマウスの異名を持つUFC最軽量世界チャンピオン。そのスピードとタイミングの取り方は、まさに運動神経の塊のよう。全てにおいてそつなくこなせるオールラウンダーは、特にレスリングと打撃の間合い、その溝を埋める攻撃に長けている。課題はガチャガチャした試合に映り、全体的に印象がボヤけてしまう点か……。