【Awards】KOシーン3位~5位はヘンドリッグス、セラーニ&リー
【写真】ジョニー・ヘンドリッグスの間合い=攻撃が当たる位置の半歩外側、この距離感がMMAのトレンドになるかもしれない。
2012年下半期MMAPLANET Awards、第12 弾はKO部門の3位と5位。当然のことながら、全てのKOシーンが1位に選ばれてもおかしくない、印象に残るファイトばかりが選出されている。
相手を自分の距離に追い込んでのKO、一瞬の閃きの中での動き、蹴りの打ち分けと多彩なフィニッシュブローが見られた。
Photo by GONGKAKUTOGI & Zuffa LLC
<ベストKO第3 位>
11月17日@UFC154
<ウェルター級/5分×3R>
ジョニー・ヘンドリッグス×マーティン・カンプマン
独特の間合いで一撃必倒のパンチを持つヘンドリッグス。蹴りで自分の距離を作ろうとするカンプマンに対し、ヘンドリッグスはやや遠い間合いを維持する。カンプマンを誘き出して、一瞬の踏み込みで自分の距離を作ると右フックから左ストレートで失神に押し込んだ。
<ベストKO第4位>
8月11日@UFC150
<ライト級/5分×3R>
ドナルド・セラーニ×メルビン・ギラード
綺麗なフォームの打撃で前に出るセラーニをギラードが左フックで早々に倒す。起き上がってもヒザからパンチ&ヒジの猛攻を受けながらも、左ハイ一発で形成逆転。直後に右ストレートでKO勝ちを収めたセラーニ、アゴのとすぐに頭を切りかえることができる強さを見せつけた。
<ベストKO第5位>
11月10日@UFC MACAO
<ミドル級/5分×3R>
カン・リー×リッチ・フランクリン
初のマカオ大会のメインイベント。フランクリンがコンパクトな右ジャブを振るい、リーが大きな右フックを見せるサウスポー同士の一戦は、フランクリンがローから右フックを放ったところで、リーの右フックがヒットし、即終了。「まぐれだ」という勝者のコメントが好感を呼んだ。