【Awards】投げからハイキック、恐怖心与え..KO賞6位&9位
【写真】投げでダメージを与えてのTKO勝ちは、スラムでなくバックスローというのが素晴らしい
2012年下半期MMAPLANET Awards、第11弾はKO部門の6位と9位。6位が同率で3試合、9位は1試合の発表となります。
ハイキックからパウンドを決めたアルバレス、UFCデビュー戦のルスタン・ハビロフは何度もバックスローを決めて、ダメージを蓄積させてのパウンドTKO勝ち。MMAならでは、同じKOでもプロセスの多様さが目立っている。
Photo by GONGKAKUTOGI
<ベストKO第6 位>
12月15日@TUF16 Finale
<ライト級/5分×3R>
ルスタン・ハビロフ×ピンチ・ビチェル
UFC初陣のハビロフが、テイクダウン後はガードを取らないで立ち上がるという現代MMAの修正を利用し、立ち上がり際にバックを取り、3度目のバックスローからパウンドでTKO勝ち。ダブルレッグと大外刈り、TKOの強さがインパクトの大きな勝利に結びついた。
<ベストKO同率6位>
7月7日@UFC148
<UFC世界ミドル級選手権試合/5分×5R>
アンデウソン・シウバ×チェール・ソネン
トラッシュトークで大いに盛り上がった因縁の再戦。1Rをテイクダウンからトップキープ、マウントまで奪ったソネンが、2Rにまさかの大失速。スピニングバックフィストの空振りで姿勢を崩し、ヒザやパウンドの猛攻を受けると最後は立ち上がったところにアッパーで沈んだ。
<ベストKO同率6位>
12月8日@UFC FOX05
<ウェルター級/5分×3R>
マット・ブラウン×マイク・スウィック
初回にブラウンのダースチョークで苦しめられたスウィック。2Rに打撃でも左フック、ハイキック、左ボディとブラウンのペースで進み、プレッシャーを掛けていく。右で距離を詰め、左フックから右ストレートをブラウンが打ち込むと、スウィックは体が固まったようにKOされた。
<ベストKO第9位>
10月12日@BFC76
<ライト級/5分×3R>
エディ・アルバレス×パトリッキー・フレイレ
左フックでダウンを奪ったアルバレスだったが、パウンドを受けながら立ち上がったフレイレが、ワンツーで逆襲するなど序盤から激しい打撃戦が展開された。右ハイで決着がついたが、蹴りの直後に右を打ち込もうとしているアルバレスにとっては真骨頂といえるKO劇だった。