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【Bellator135】所英男×LC・デイビス、ようやくオフィシャル発表。動き続けて、勝機を!!

Davis vs Tokoro【写真】ついに正式発表された所英男×LC・デイビス(C)MMAPLANET&KEITH MILLS

5日(木・現地時間)、27日(金・同)にオクラホマ州タッカービルのウィンスター・ワールドカジノで開催されるBelaltor135で、所英男×LC・デイビス戦が組まれることが正式発表された。既にファンの間では既成事実だった所のベラトール初陣と対戦相手が、ようやくベラトールから他の8試合のプレリミカードともにオフィシャル・アナウンスがあった。

ベラトール世界バンタム級選手権試合=ジョー・ウォーレン×マルコ・ロウロ、ドゥドゥ・ダンタス×マイク・リッチマン、さらにはフランソワ・カルモン×ギルヘルミ・ヴィアナ、ライト級のダコタ・コクラン×ライアン・クートゥアーというメインカード4試合が公表されていた同大会。今回のプレスリリースではエマニュエル・サンチェス×アレハンドロ・ヴィジャロボス戦などと一緒に、所×デイビス戦は発表された。

つまり所の試合は、メインではなくプレリミカードに組み込まれたことになる。日本ではお茶の間で名が知られているとはいえ、2007年6月のDynamite!! USAでブラッド・ピケットに腕十字で一本勝ちして以来、7年9カ月振りの米国での試合。現在2連敗中ならば致し方ない。ただし、プレリミだからこそSpike.comの無料ストリーミングで所の試合を日本のファンがチェックできるという利点もある。今回が通算6度目の国外での試合となる所、LAでのピケット戦以外は全てリトアニアのBushidoといういわば、ZSTとBushidoの交流の一環での海外遠征だった。加えていえばDnyamaite!! USAもK-1イベントイベントだったことを考えると、マネージャーの手引きによる海外遠征はキャリア60戦を越える所にとっても初めての経験となる。

対するデイビスは2009年3月に戦極に来日し、小見川道大に敗れているが22勝6敗という高い勝率を誇る強豪だ。小見川戦後にWEC入りし、4勝2敗という結果を残しながらUFC行きはならなかった。その後、バンタム級に転向しTitan FCやベラトールで6勝1敗と好調を維持している。

レスリングベース、サウスポーの構えから長いリーチを生かしてパンチを放り込み、必殺のダブルレッグという鉄板パターンを持つデイビス。直近の試合となる昨年9月のセイトン・ホドリゲスでは、ガードからのヒール、潜りスイープ、そして三角絞めなどを徹底して防ぎ、サブミッション・ディフェンスの強さを見せていた。しっかりと抑え込んで、相手の動きを封じたうえでパウンドを落としてくるデイビスが相手だけに、所はテイクダウンを許したとしても、そこからスクランブルやポジショニングで態勢が激しく入れ替わる──動きの多い試合に持ち込みたいところだ。

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