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【URCC22】10周年でフィリピン・ツートップ、フォラヤン&ケリー揃い踏み

2012.11.30

Folayang

【写真】無名の相手に調整に余念がないエドゥアルド・フォラヤン。1500メートルの高地バギオにあるラカイMMAでの練習は、全てが心肺機能を鍛え上げる。URCC出場は今年の1月以来となる (C) MMAPLANET

12月1日(土・現地時間)、フィリピンはメトロ・マニラのパサイシティにあるSMモール・オブ・エイジア・アリーナでUniversal Reality Combat Championship 22「DEKADA」が開催される。

2002年11月23日に第1回大会を行なったURCCにとって、今大会は10周年記念大会でイベント名もデカダ(10年期)とそのものズバリのネーミングがされている。フィリピンで10年に及ぶ活動を続けてきたURCCにとって、特別な今大会は今でもONE FCを主戦場にしているURCCウェルター級王者エドゥアルド・フォラヤンと、URCCフェザー級王者エリック・ケリーが揃い踏みを果たす。

フォラヤンは現在、ライト級で戦っているためにスーパーファイトに、ケリーは自らの持つフェザー級王座防衛戦を行う。リング使用、10分×2R、そして踏みつけ禁止のURCCで戦うために、フォラヤンは1Rが10分というスパーで調整をしてきた。フォラヤンの対戦相手ローウェンズ・タイタネスは日本でHEAT出場経験もあるがプロでは1勝0敗、アマ4勝0敗という戦績の持ち主でしかない。

ファイトはファイト、どんなことが起こるか分からない。フォラヤンも「対戦相手はハードパンチャーだと聞いている。油断はできない」と言いつつ、現段階で16000人収容の会場でイベントを行うとしてもローカル色の強いURCC出場に関して「フィリピンのファンの前で戦うこと。そして最初にチャンスをくれたURCCへの恩返し」と語っている。

一方、ONE FC世界フェザー級王座決定戦よりもURCC出場を優先させたケリーにとっては、2年1カ月ぶりのリングでの試合。挑戦者のブラッド・ターリーはタイのプーケット・トップチーム所属のファイターだが、彼もまた戦績は0勝1敗。8月にOFCフィリピン大会でジェンス・パルバーを破っているケリーにとって、極端な凱旋帰国歓迎マッチとなりそうだ。

なお、当大会には禅道会フィリピン支部の森川英雄が1年7カ月振りのURCC出場を果たす。アジア地域の国際派ファイターとなったフォラヤン、ケリー以外にタイトル戦が2試合組まれた記念興行、一躍注目を集めるフィリピンMMA界が記念すべき夜を迎える。

■URCC22対戦カード

<ライト級/10分2R>
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
ローウェンズ・タイナネス(米国)

<フェザー級選手権試合/10分2R+5分×1R>
エリック・ケリー(フィリピン)
ブラッド・テーレイ(米国)

<バンタム級/10分2R>
森川英雄(日本)
レイサルド・トランスモンテ(フィリピン)

<バンタム級選手権試合/10分2R+5分×1R>
[王者]ジェシー・ラフォルス(フィリピン)
[挑戦者]ケイフ・マングサン(フィリピン)

<ミドル級選手権試合/10分2R+5分×1R>
[王者]フロリアン・サレナス(フィリピン)
[挑戦者]未定

<ライトヘビー級/10分2R>
カロイ・バドゥナ(フィリピン)
パンチト・エストラーダ(フィリピン)

<バンタム級/10分2R>
レイドン・ロメロ(フィリピン)
スルピアーノ・ラウリオ(フィリピン)

<バンタム級/10分2R>
ジョナサン・スモガット(フィリピン)
ラッセル・イニオング(フィリピン)

<ストロー級/10分2R>
ロイ・ドリゲス(フィリピン)
デニス・サラザール(フィリピン)

<10分2R>
ジュン・ジュン・シンコ(フィリピン)
リト・アディワン(フィリピン)

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