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【Glory04】国内85キロ最強・松本哉朗「パーパリアン&コーベット望む」

Matsumoto

【写真】新日本キックボクシング協会ではミドル級とヘビー級の2階級を制覇、IT’S SHOWTIME JAPANでは95キロ級のタイトルも獲得。GLORYでは自身のベストウエイトとも言える85キロ級で、世界の強豪に立ち向かうことになる (C) WORLDKICKs

11日(木)、12月2日(日)幕張メッセで行われるGLORY 4 TOKYOで、Pre ROAD to GLORYが開催されることが発表された。日本から中軽量級の選手たちの参戦が目立つ中、重量級ファイターとして出場するのが松本哉朗だ。

『世界のトップキックボクサーの90パーセントと契約した』と豪語するGlory Sports Internationalと日本大会を共催するG-Entertainmentの提供による、GLORY Fighterインタビュー=松本哉朗編。

――今回GLORYからオファーを受けて率直にどういった心境でしたか。

「本当に光栄でしたね。日本で85キロという階級は認知されていないので、それを開拓できるという部分でもモチベーションは高いです。今、ヘビー級で戦っている日本人選手でも85キロまで落としてやりたい選手も多いと思うので、その先駆者として世界と戦っていきたいです」

――松本選手はIT’S SHOWTIME JAPANの95キロ級王者でした。IT’S SHOWTIMEがGLORY買収されるという動きもありましたが、GLORYに出場したいという気持ちはありましたか。

「はい。GLORYも大きなイベントなのでチャンスがあれば出たいと思いました」

――松本選手は85キロという階級にこだわりを持っていますが、どこにその魅力があると思いますか。

「ヘビー級と変わらないパワー、中量級に負けないスピードとテクニック。85キロの選手はどちらも見せられると思うので、それを一般の人たちにもアピールしたいですね。今、ヘビー級で試合をしている日本人選手も85キロがベストの選手は多いと思います」

――通常体重は何キロくらいなのですか。

「徐々に体重を増やしている段階で今は92~93キロくらいですね」

――それを考えると2003年に松本選手がK-1MAXで70キロの試合をしたのは驚きですね。

「あの時も80キロくらいあって、試合の時は減量でヘロヘロになっていました(苦笑)。本音を言うと、もう少し早く85キロという階級がスタートして欲しかったという気持ちはあるのですが、自分はこの年齢になっても力は衰えていないと思うので、関係ないと言えば関係ないです」

――今年で38歳、キャリアも50戦以上ありますが、自分の成長を実感していますか。

「多少は減量が必要ですが、ミドル級時代(72.57キロ以下)のような厳しい減量がなくなったので、練習をたくさん出来るようになったんです。以前は減量のために練習をセーブしなければいけなかったので、フルパワーで練習できる今の方が仕上がりはいいと思います。

――85キロという体重は、松本選手にとってスピードとパワーのバランスが一番良い階級のようですね。

「そう思います。階級を上げてから蹴りをたくさん出せるようになったのですが、ミドル級時代は減量の影響でスタミナが持たなかったので、そこまで蹴ることが出来なかったんです。でも今はそういう心配もなく、スタミナもあるので思うように蹴りも出せます」

――今が選手としてもピークを迎えているのですね。

「今の松本哉朗は過去最強の松本哉朗だと思います」

――GLORYで戦ってみたい相手はいますか。

「IT’S SHOWTIME世界85キロ級王者のサハク・パーパリアンとはぜひ戦ってみたいですね。あとはネイサン・コーベット。一番は3分5Rの完全ムエタイルールでコーベットと戦いたいのですが、そういう時代でもなくなって来ているので、GLORYでコーベットとやってみたい気持ちもあります」

――これからスタートする85キロを自分が引っ張っていきたいと思いますか。

「そうですね。日本人選手も世界と勝負するなら、85キロの方が合っていると思いますし、まずは僕がその先駆者になりたいです」

――今大会で初めて松本選手の試合を見る人も多いと思います。松本選手はそこで自分の何を見せたいですか。

「スピードと豪快さです。自分は決して巧い選手ではないですが、面白い試合をすると思うので、そこを見てもらいたいです」

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