12日（木・現地時間）、ストライクフォースより11月3日（土・同）にオクラホマ州オクラホマシティのチェサピークエナジー・アリーナで開催予定だったイベントのキャンセルと、次回SHOWTIMEでのストライクフォース中継は来年度の1月になるという発表があった。

9月29日にサクラメントのパワーバランス・パビリオンで行われる予定だった大会が、メイン出場のギルバート・メレンデスの負傷により、SHOWTIMEがTV中継を取りやめ、イベント開催自体を取りやめたばかりのストライクフォースは、2大会連続でイベントが中止となる前代未聞の憂うべき事態を引き起こした。

オクラホマシティ大会はストライクフォースとUFCの越境対決、ダニエル・コーミエー×フランク・ミアーがマッチアップされ、注目度の高いイベントであったが、ミアーの負傷欠場が決まり、一気にトーンダウン。ロレンツ・ラーキンを相手に、ミドル級王座防衛戦を行なう予定だったルーク・ロックホールドも負傷欠場し、TV中継が成り立たなくなってしまった。

「度重なる負傷で、イベントをキャンセルすることになったが、そこで行われる予定だったカードは1月に組み込む予定で話し合いは始まっている」というスコット・コーカーだが、9月のキャンセルを被ったファイターは、またも試合がお預け状態になる。「キャンセルは残念でならないが、来年早々により大きなストライクフォースのイベントをSHOWTIMEでは考えている」とSHOWTIMEスポーツのステファン・エスピノーザ、エグゼクティブ・バイスプレジデント＆ジェネラル・マネージャーは声明を出しているが――果たして。

SHOWTIMEにズッファ以外のプロモーションの中継をされているのは困る――その理由だけでストライクフォースを保有すると陰口を叩かれているズッファだが、TV局絡みの決定とはいえ、2回連続キャンセルはMMA全般に悪影響を与えかねない最悪の事態といえる。こうなると、1月大会はコーミエー、メレンデス、ロンダ・ロウジーの揃い踏み、それぐらいのイベント開催とSHOWTIMEでの中継を望みたい。

PR

PR