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【UFC MACAO】漆谷康宏インタビュー(02)「1勝して居場所を作る」

2012.10.10

Urushi

【写真】UFCで戦うことで、本質的な部分でMMAファイターとして生まれ変わったといっても過言でない漆谷康宏 (C) ZUFFA LLC

抜群の距離の取り方、そしてアウトボクシングを展開する漆谷康宏。UFC MACAOで対戦するジョン・リネケルはパンチの打ち合いに抜群の強さを発揮するファイターだ。そんなリネケルに対して「足を使って捌いて、自分の攻撃を確実に当てて弱らせる」と攻略のイメージを明確に持っている。確実に選手層が厚くなったUFCフライ級で生き残りをかけた一戦に挑む漆谷の心境とは?

UFCにとって初めての中国・マカオ大会開催に際し、UFC.COM×UFCモバイル×スポーツナビ×MMAPLANETのコラボレーションが実現した。『UFC MACAO』特別企画――第6弾は漆谷康宏インタビュー(後編)をお送りします。

[漆谷康宏インタビュー、前編はコチラ

――マカオ大会ではジョン・リネケルとの対戦が決まりました。“石の拳”というニックネームを持つハードパンチャーですが、どんな印象を持っていますか。

「イケイケな選手だなという印象ですね。とにかくアグレッシブに前にガツガツ出てくる。そういうタイプだと思っています。技術的にもほとんど蹴りは出さずにパンチ主体で、寝技も上手いとは思わなかったですね」

――打ち合えば強い、打ち合えなければ持ち味が出せない。両極端なスタイルとも言えます。

「逆に言えば絶対に打ち合う距離に入っちゃいけない、リネケルのペースに乗せられないことがポイントですよね」

――蹴りを使って自分の距離を保つことが武器の漆谷選手としては、相性なら戦いやすいタイプなのかと思います。

「はい。だからこそ自分が距離を取れるかどうかですね。あれだけパンチを振り回してくる相手なので、目が慣れればもらわないと思うんですよ。リネケルは前には出てくるけどベタ足で踏み込みが鋭いタイプでもないので、オクタゴンで向かい合った時にどれだけ自分の足が動くかも大事になってくると思います」

――では、攻略のイメージは頭の中に出来上がっていますか。

Lineker【写真】戦績19勝6敗、13連勝の実績を引っ提げて5月UFCデビューを果たしたジョン・リネケルは、至近距離でバチバチの殴り合いをルイス・ゴーディノーと繰り広げた (C)ZUFFA LLC

「あの戦い方はスタミナもロスすると思うので、足を使って捌いて捌いて、自分の攻撃を確実に当てて弱らせる。そういうイメージは持っています。試合がスライドして準備期間が長くなった分、試合のことをイメージする余裕が出来たのは良かったですね」

――漆谷選手が日本で培ってきたもの+UFC参戦以降に練習しているもの――が試される試合になりそうですね。

「そうですね。UFCのフライ級は王者になったデメトリウス・ジョンソンとジョセフ・ベナビデスが頭一つ抜けている印象がありますが、ジョンソンとイアン・マッコールの試合も僅差だったし、選手層も厚くなって、勝ち残ることが本当に難しい。その中で僕は底辺にいる選手だと思うんですよ。

リネケルもトータルファイターではないし、決してレベルが高い選手ではない。リネケルに勝てないようでは、他の選手にも勝てないと思っています。だから、まずは1勝して自分の居場所を作る。それが出来て初めて次や先のことを口に出来るものだと思っています」

――今回は漆谷選手以外にも日本人選手が多数参戦します。その中で漆谷選手はどんな試合で見せたいですか。

「一大会に4人も日本人選手が出るのは珍しいですよね。でも、僕はさっきも言った通り、試合で勝つこと以外の欲はありません。とにかくリネケルに勝つこと、それ以外は頭にないです」

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