【UFC FX05】ペイザォン、ヘビー級トップ戦線に踏みとどまるTKO勝利
<ヘビー級/5分3R>
アントニオ・シウバ(ブラジル)
Def.1R3分27秒 by TKO
トラビス・ブラウン(米国)
いきなり右オーバーフック、後回し蹴りを見せたブラウン。続く蹴りにペイザォンをパンチを合せる。ペイザォンの右をよけたブラウンは、かつて所属したアライアンスのドミニク・クルーズ張りの構えを見せる。そんなブラウンに対し距離を詰めたペイザォンが、ケージに押し込んでテイクダウンを狙う。
パンチを被弾せずに自分の形に持ち込んだといえるだろう。ブラウンは思わず外側からケージを掴み、注意を与えられる。その後、首相撲からのヒザに対しショートフックを連打し距離を取ったブラウンが、関節への蹴りを見せる。右のパンチを放った際に、左足を捻ったような仕種を見せたブラウンに対し、ペイザォンは右アッパーで距離を詰める。これはスウェイで反応したブラウンだが、ペイザォンは直後にブラウンの顔面に右を思い切り打ち込み、そのまま体を浴びせるようにテイクダウンへ。反応が鈍くなったブラウンにパウンドを連打し、ペイザォンがトップ戦線に踏みとどまる貴重なTKO勝ちを収めた。