【Sambo】MMA経験のある2014年コンバットサンボ世界王者<01>アルマン・オスパノフ
【写真】極め、絞めも多用したアルマン・オスパノフ。68キロ級優勝者、世界進出が期待されるカザフスタンのファイターだ(C)MMAPLANET
21日(金)、23日(日)まで3日間に渡り千葉県成田市の中台運動公園体育館で行われた2014 World SAMBO Championship Japan(世界サンボ選手権大会)。道着&ヘッドギア着用ながら、MMAグローブをはめてポジションにもよるがパウンドも許されているコンバットサンボでは、MMAでも活躍している複数の選手が世界王者に輝いている。ここではそんなMMAで活動する2014年コンバットサンボ世界王者を紹介したい。
まずは最終日の試合レポートでも触れた68キロ級優勝: アルマン・オスパノフ(カザフスタン)だ。伸びのあるパンチに加え果敢に後ろ回し蹴りなどキックも多用、初戦で同じくMMAで活躍するロシアのルスラン・ガサンカノフとの打撃戦を制している。打撃だけでなく、スポーツサンボでは禁止されている三角絞や腕十字などサブミッションの仕掛けも多く見られた。また道着を掴んでヒザ蹴りから内股へ移行するなどコンバットサンボ独特のコンビネーションも見せている。決勝では後ろ三角を極め、頂点に立ったオスパノフのMMA戦績は6勝1敗。ロシアで1試合を戦った以外は、全て母国カザフスタンでの試合経験しかないが、リトアニアやRealとも関係のあるカザフだけに東欧、中国、もしくは日本でもその雄姿が見られるかもしれない。