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【Glory 02】日本から水野&白井が出場、GLORY内MMAにも注目

2012.10.06

6日(土・現地時間)にベルギーのフォースト・ナショナルで開催される「GLORY02」。日本人選手が4人と大挙出場する同大会だが、水野竜也&白井祐矢は当然のようにMMAでの出場となる。

水野の対戦相手は、GloryのJJことジェイソン・ジョーンズ。18勝9敗の戦績はアリスター・オーフレイム、シアー・バハドゥルサダ、ディオン・スターリンが抜けたGolden GloryのMMAをリードする存在といえる。18勝のうち8試合がTKO勝ちで、7試合が一本勝ちというジョーンズは、オランダ人MMAファイターのなかでは、今も珍しいテイクダウンとポジショニングを重視するオールラウンダーでもある。

ただし、その対戦相手はほぼ無名のファイターばかり、水野にとっては逆にしっかりと一本かKOで下したい相手といえるだろう。一方、白井の対戦相手トミー・デュプレは、地元ベルギーのMMAファイターで、ベン・ダンドワーに続き、同国から国際舞台へ羽ばたこうとしている存在でもある。

この試合が1年4カ月振りのファイトとなるデュプレは、Gloryが行った2010~2011 World Seriesウェルター級GPで、バハドゥサダに敗れ準優勝に終わっているが、ダービッド・ビエルクヘイデン、ホナン・ジュカオン・カルネイロに一本勝ちしている実績は見逃せない。

基本はストライカーのデュプレだが、テイクダウンに合わせたギロチンを得意としており9勝のうち3試合がこの技での勝利だ。その一方で、ジュカォンに腕十字を極めて勝利しており、ガードからの仕掛けも持っている。時に巧妙にロープを蹴りながら腰を切ってくるので、この点は白井陣営もしっかりと注意していきたいところだ。このロープを蹴る行為に関しては、レフェリーが全く注意を与えておらず、ルールの是非に関係なくどんどん使ってきそうだ。

白井にとっては、水野が対峙するジョーンズ同様、デュプレは落とせない相手だが、打撃の攻防、組み際、そしてトップを奪取しても、油断は禁物。全ての局面で、一発を持っている相手といえる。ローマ大会、そして12月2日の日本大会でもMMA戦は組まれる見込みで、特に日本では来年から始まるRoad to Gloryとの兼ね合いもあり、意味あるカードが組まれる模様だ。

■Glory02 対戦カード

<ヘビー級/3分3R>
レミー・ボンヤスキー(オランダ)
アンダーソン・シウバ(ブラジル)

<ヘビー級/3分3R>
グーカン・サキ(オランダ)
ムラット・ボウジディ(オランダ)

<78キロ級/3分3R>
ムラット・ディレッキー(ベルギー)
ニキー・ホルツケン(オランダ)

<ヘビー級/3分3R>
ファビアーノ・サイクロン(ブラジル)
フィリップ・フェルリンデン(ベルギー)

<79キロ級/3分3R>
マーセル・グローエンハート(オランダ)
マーク・デボンテ(ベルギー)

<ヘビー級/3分3R>
トニー・グレゴワー(フランス)
イゴール・ユルコビッチ(クロアチア)

<ヘビー級/3分3R>
コウイチ・ペタス(日本)
マーク・ミラー(米国)

<ヘビー級/3分3R>
シハッド・カペネック(トルコ)
ジョナサン・ジニス(ブラジル)

<ヘビー級/3分3R>
ジャファー・ウィルニス(オランダ)
ジャマル・ベンサディック(ベルギー)

<71キロ級/3分3R>
マラット・グリゴリアン(ベルギー)
アレックス・フォゲル(ドイツ)

<97キロ級/3分3R>
アリ・セニック(ベルギー)
ダンヨ・イルンガ(ドイツ)

<70キロ級/3分3R>
アンディ・リスティ(スリナム)
ノーディン・ベンモー

<MMA76キロ級/5分3R>
白井祐矢(日本)
トミー・デュプレ(ベルギー)

<MMA97キロ級/5分3R>
水野竜也(日本)
ジェイソン・ジョーンズ(オランダ)

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