【UFC152】公開計量終了、落ち着き払った王者ジョン・ジョーンズ
【写真】両者揃って、一貫して落ち着き払っていたジョン・ジョーンズとヴィトー・ベウフォート (C) UFC
21日(金・現地時間)、22日(土・同)にトロントのエアカナダ・センターで開催されるUFC152「Jones vs Belfort」の公開計量が行われた。シャーウス・オリヴェイラ以外のファイターが計量をパスしている。
【写真】気合入りまくりの両者、エキサイティングな試合になること間違いないだろう (C) UFC
ファンの声援が一際大きくなったのはラスト3試合に出場する選手がステージに現れた時。マイケル・ビスピン×ブライアン・スタンの英米対決にカナダのファンは、ビスピンにブーイングを送った。気合が入りまくった両者は、ダナ・ホワイトが間に入っても額をつけて睨みあう。ただし、乱闘に発展するような雰囲気ではなく、ビスピンが右でビスピンをボディを小突いても、すぐに堅く握手し合うなど、互いが互いを鼓舞しあっているかのような気合の入り方だった。
続いて計量に臨んだのは、初代UFCフライ級王座を争うデメトリウス・ジョンソンとジェセフ・ベナビデスの両者。ベナビデスの頬のこけかたが尋常でなく、とてもナチュラル・ウェイトでの戦いとは思えない。そんなベナビデスと戦うことに対しジョンソンは「彼のような優れたファイターとフライ級王座を懸けて戦えることは、とても光栄だ。自分を試す試合になる」と語る。
【写真】ベナビデスの頬のこけ方を見ると、如何に順調にリカバリーできるかで、明日の試合展開は大いに変わってきそうだ (C) UFC
対してベナビデスは「長い間、この機会を待っていた。皆が忘れないような試合になることを約束する。デメトリウス・ジョンソンは素晴らしいファイターで、最高の2人が戦うんだから、さっきも言ったようにファンの皆が忘れらない試合になる」と、計量後のコメントとしては、珍しく長めの談話を残した。
メインのUFC世界ライトヘビー級選手権試合に出場する王者ジョン・ジョーンズの入場時に、トロントのファンは『ヴィトー・コール』を贈る。やはりUFC151キャンセルの戦犯扱いとなっているようだ。そのジョーンズは、計量を終えると一瞬、間を置いておどけたような表情でダナと握手、ダナも笑顔を浮かべて手を差し伸べていた。
苦戦が予想されるチャレンジャー、ヴィトー・ベウフォートは「まず、MMAの今日を創ってくれたファンの皆に感謝している」と述べ、続けて「ジョン・ジョーンズこそ、新時代のMMAを象徴するファイターだ。明日は老いたライオンがオクタゴンに入る。自分の挑戦を受けてくれた彼と、機会を与えてくれたUFCに礼を言いたい」と落ち着いた口調で話した。
一方、ブーイングを受ける王者は、「ヴィトーは世界のベストの一人。彼と戦うことにエキサイトしているし、ベストを尽くす」と、通り一辺倒のコメントを残してステージを後にした。ファンの対応を楽しむような顔を見せていた王者ジョーンズだが、その実、心中穏やかではないかもしれない。
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■UFC152「Jones vs Belfort」計量結果
<ライトヘビー級/5分5R>
ジョン・ジョーンズ:204.6ポンド(92.80キロ)
ヴィトー・ベウフォート:204.2ポンド(92.62キロ)
<UFC世界フライ級王座決定戦/5分5R>
ジェセフ・ベナビデス:124.4ポンド(56.42キロ)
デメトリウス・ジョンソン:125ポンド(56.69キロ)
<ミドル級/5分3R>
マイケル・ビスピン:185.6ポンド(84.18キロ)
ブライアン・スタン:185.4ポンド(84.09キロ)
<ライトヘビー級/5分3R>
マット・ハミル:205.6ポンド(93.25キロ)
ロジャー・ホレット:203.6ポンド(92.35キロ)
<フェザー級/5分3R>
カブ・スワンソン:145.8ポンド(66.13キロ)
シャーウス・オリヴェイラ:146.2ポンド(66.31キロ)
<ライトヘビー級/5分3R>
イゴール・ポクライエク:205ポンド(92.98キロ)
ヴィニー・マガリャエス:204.8ポンド(92.89キロ)
<ライト級/5分3R>
エヴァン・ダナム:155ポンド(70.3キロ)
TJ・グラント:154.6ポンド(70.12キロ)
<ウェルター級/5分3R>
シェーン・ピアソン:169.4ポンド(76.83キロ)
ランス・ベノア:170.4ポンド(77.29キロ)
<フェザー級/5分3R>
ジミー・ヘッテス:145.8ポンド(66.13キロ)
マーカス・ブリメージ:145.4ポンド(65.95キロ)
<ウェルター級/5分3R>
セス・バクジンスキー:171ポンド(77.56キロ)
シメオネ・ソーレセン:170.4ポンド(77.29キロ)
<バンタム級/5分3R>
ワレル・ワトソン:135.2ポンド(61.32キロ)
ミッチ・ギャグノン:135ポンド(61.23キロ)
<ウェルター級/5分3R>
カイル・ノーク:170.4ポンド(77.29キロ)
チャーリー・ブレネマン:170.8ポンド(77.47キロ)