【UFN56】リマ弟、試合を決めそこなうもオリヴェイラを圧倒、フルマーク判定勝利
<ウェルター級/5分3R>
ディエゴ・リマ(ブラジル)
Def.3-0:30-27,30-27,30-27
ジョルジ・デ・オリヴェイラ(ブラジル)
左ジャブを伸ばすリマに対し、ステップを踏んで迎え撃つオリヴェイラ。オリヴェイラは右ストレートを伸ばすが、リマも右を返す。リマの左ジャブがオリヴェイラを捉える。引き続き順調に左ジャブを打ち込むリマに対し、オリヴェイラが右ローを蹴り込む。右に左フックをオリヴェイラが返すと、リマは即組みつきに。残り2分でボディロックからテイクダウンを奪ったリマがサイドを取る。潜るオリヴェイラにリマは左エルボーを落とし、マウントへ。パンチからエルボーを落したリマは、肩固めを仕掛ける。自ら足を掛けて耐えるオリヴェイラに、リマが鉄槌。しかし、残り10秒でグラウンド状態のオリヴェイラの顔面にヒザを入れてしまい、試合は中断される。スタンドで試合が再開された直後に初回が終わった。
2R、初回同様左ジャブを入れたリマが、ダブルレッグから早々にテイクダウンを奪う。ハーフからパンチを落し、パス→フルマウントを取ったリマがエルボーからパンチを連打する。下からパンチを返したオリヴェイラは左腕を差して立ち上がろうとしたが、潰され右手を背中の下でクラッチされた形でマウントを再度取られる。この腕のクラッチは解けたが、リマは引き続きマウントから腕関節、そしてパウンドを落す。さらにリマは左右のパンチをまとめ、足を取りに来るオリヴェイラにパンチを続ける。背中を向けたオリヴェイラのバックを取ったリマはRNCへ。2度に渡りチョークの態勢に入ったが、ポジションをキープできず試合はスタンドへ。リマはテイクダウンもすぐにリマが立ち上る。体力を消耗したリマはパンチを被弾するも、ここでテイクダウンからマウントへ。リマはパンチを落とし、2R終了を迎えた。
3R、右ストレートをヒットさせたリマが、大外刈りでテイクダウンを奪いサイドへ。オリヴェイラがワキを差して立ち上がるも、左ミドルを蹴りこまれる。手数がなくなったリマは、体力を温存し逃げ切る腹積もりのようだ。それだけ疲れていることが分かってもオリヴェイラもリマを攻めることができない。残り2分でリマがテイクダウンを決め、潜るオリヴェイラにエルボーを落していく。上体を起こしてきたオリヴェイラを攻めあぐねるリマは、マウント狙いも不十分でスタンドに逃げられてしまう。それでも残り40秒でテイクダウンを決めたリマが右エルボー。マウントからダブルハンマースレッジ、最後は左右のパンチを連打し、勝利を決定づけた。実兄でBellator世界ウェルター級王者ドゥグラス・リマを従えたリマが、フルマークの判定勝ちでUFC初戦を勝利した。