＜ヘビー級／3分3R＞
リック・ルーファス（米国）
Def.判定3-0
マイティ・モー（米国）

46歳のジェット・ルーファスと41歳＝モーの対戦は、最も経験豊かで多くの実績を残す者同士の最年長対決だ。サウスポーのルーファスは、ロープを背に移動しながら左ハイキック。これをキャッチしたモーが強烈なフックを見舞っていく。

スッとモーの脇をすり抜けたルーファスの左がヒットする。スピニングバックキックを放ったルーファスに対抗し、回転系の蹴りを見せたモーがバランスを崩す。モーの左ボディフックにクリンチを見せたルーファスはブレイク後も、ロープを背に移動する。

モーの左に動きが鈍ったルーファスは、スイッチして右構えになるシーンもあったが、そのまま動きを見せないまま初回が終了した。

2R、モーの豪快な右をよけたルーファスは、左を伸ばす。モーの突進にスッと下がるルーファスは左ミドルを決める。モーは追い足が鈍くなり、大振りのパンチに頼るようになってくる。

モーの右ミドルに、ルーファスは左ストレートを合せる。さらに左ミドルから左ストレートと要所を締める攻撃を繰り出すルーファスを、モーは捉えることができない。終了間際にもルーファスが、左ハイから後ろ回し蹴りを見せて2Rを制した。

最終回、ハイキック、サイドキックとらしい攻撃を続けるルーファス。モーも右ミドルを蹴り込むが、豪腕は不発だ。モーの右ハイも余裕をもってブロックするルーファスは、左ストレートから右フックを振るっていく。ルーファスはモーの右を受けそうになると、距離を詰めてクリンチと巧妙さを見せる。

最後は判定となり、ルーファスが勝利を挙げた。

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