【UFC179】ダリューシュが要所を締めて、フェレイラをフルマークの判定で破る
<ライト級/5分3R>
ベニール・ダリューシュ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
カルロス・ディエゴ・フェレイラ(ブラジル)
サウスポーのダリューシュが左ミドルや左ハイを使いつつ、間合いを計る。フェレイラもサウスポーの構えから右を伸ばし組みついていく。ケージにダリューシュを押し込んだフェレイラだがテイクダウンは奪えない。そのままケージ際の攻防から距離を取ったダリューシュは、オーソに戻したフェレイラに左ミドルを入れる。突進してきたフェレイラに首相撲からヒザを繰り出したダリューシュは、フェレイラの蹴りの空振りにテイクダウンを合わせる。フェレイラは足関節を仕掛けるも、そこで初回が終了した。
2R、プレッシャーを掛けるダリューシュ、打撃でなく組んでバックへ回りつつグラウンドへ。立ち上がったフェレイラに対し、ダリューシュが後方からヒザを突き上げ前方に崩そうとする。胸を合わせたフェレイラがアッパーを見せるも、首相撲で組まれるとバランスを崩す。ダリューシュは間合いを計り、右ストレートから左ボディストレートを入れる。左ミドルを続け、フェレイラの間合いで戦わせないダリューシュは、シングルからテイクダウンへ。スクランブルの最中に引き込んだフェレイラはオモプラッタを仕掛けるも、腕を抜かれパンチを被弾する。ダリューシュはこのままトップをキープした。
最終回、左目の下を腫らしたフェレイラが粗いフックを振り回し前進する。首相撲にもアッパーを入れ、さらに左右のフックを打ち込む。ここから組みに行くが、内股で投げられたフェレイラはすぐにリバーサルを仕掛ける。しかし、この大切な局面で引き込んでガードを選択したフェレイラは、バタフライガードを潰され背中をつける。ダリューシュはパスを狙うも、フェレイラは足をきかせてそこは譲らない。結局、フェレイラは背中を預けたまま試合を終え、ダリューシュがフルマークで判定勝ちした。