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【Bellator129】3R続けて接戦制したサントスが、ベラトール初陣で粘るテリーを破る

<ウェルター級/5分3R>
アンドレ・サントス(ブラジル)
Def.3-0:30-27,30-27,30-27
ジェイムス・テリー(米国)

ルタリーブリのサントスと元散打のテリーの対戦。左ジャブから前に出るテリーに右を返したサントス。サントスは左右のフックを伸ばすも、ガードは下がり気味だ。長身のサントスに左ジャブをダブルで突き上げるテリーも、拳を届かせることがなかなかできない。と、テリーの踏み込んだフックのうち終わりにサントスが右フックを入れる。下がりながらパンチが届くサントスが右ストレートを打って前へ。テリーの前進に左を合わせ、パンチの回転数が速くなる。ヒザをつくシーンも見られたテリーだが、負けじとパンチを返し、重い右を蹴り込む。残り30秒でテイクダウンを狙ったテリーが、打ち負けるシーンが多い初回だった。

2Rも激しく拳を交換する両者、サントスの右フックがテリーを捉える。左右のフックのあとでテイクダウンを決めたサントスだが、テリーもすぐに立ち上がる、ローからワンツーを伸ばすテリー、パンチを受けながら前に出るとサントスのテイクダウントライを切って左を打ち込む。続く左ストレートも被弾してさがったサントスに対し、間合いを掴んだのかテリーの左ストレートがよく決まる。サントスは左ミドル、テリーは左フックも逆に左フックを顔面に受ける。残り10秒でダブルレッグ決めたテリーが後方からパンチを入れ、ラウンドを取り返したか。

最終回、2Rに続き左を決めるテリーがボディと顔面を打ち分けて前に出る。と、ここで右フックを打ち込んだサントスがダウンを奪う。背中越しに殴られたテリーが起き上がったところで左ヒザを急所に受けて試合が一時中断する。再開後、右ストレートをヒットさせたテリーが左右のフックを被弾しながら前に出る。シングルからダブルでテイクダウンを決めたテリーは、バックを制して後方からパンチを入れる。サントスのキムラにパスを合わせようとしたテリー。サントスはハーフからキムラを狙い続けるも、残り40秒でクラッチが切れる。潜りガードにテリーはダースを合わせたが、ここでサントスは背中をつけてエスケープ。テリーがマウントを取りかけたところでタイムアップとなった。結果、全てのラウンドを接戦ながら制したサントスがキャリア46戦目のベラトール初陣を勝利で飾った。

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