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【BFC73】ヘビー級ベラトール初陣同士の対戦はウェッセルが制す

2012.08.25

<ヘビー級/5分3R>
マイク・ウェッセル(米国)
Def.判定2-1:29-28, 29-28 27-30
ライアン・マルチネス(米国)

パンチの打ち合いのなかでウェッセルの右がヒットし、マルチネスが組みつく。距離を取り直した両者、ウェッセルは突っ込みならパンチを放っていく。ケージ際にマルチネスをドライブしたウェッセルは再び打撃戦の間合いに戻る。マルチネスはサウスポーの構えからカウンターを放ちつつ、組みついてテイクダウンへ。

尻餅をついたウェッセルはすぐに立ち上がったが、がぶりから引き落とされてバックを許す。ここでもウェッセルは立ち上がって胸を合せ、試合は再び打撃の距離へ。ウェッセルの右ローに右フックを合わせたマルチネスがダウンを奪い、すぐにオントップへ。アームロックは極まらなかったが、マルチネスがトップをキープして初回を戦い終えた。

2R、間合いを測る両者、ウェッセルがパンチを振るいつつ前に出ると、マルチネスが組みついてインサイドトリップを仕掛ける。ここを耐えて逆にマルチネスをケージに押し込んだウェッセルだが、ボディロックからテイクダウンを許す。亀の態勢になるも立ち上がったウェッセル、マルチネスもグラウンドに拘る様子もなくスタンドへ。

ウェッセルの右ハイキックが顔面をかすめると、マルチネスが左ハイを返したところでキャッチしてテイクダウンを奪う。バックから鉄槌を落すウェッセル、パンチを受けながらスタンドに戻ったマルチネスはヒザを受けそうになる。残り30秒、ウェッセルは右を打ち込んで組みつくが、マルチネスがアウトサイドトリップでテイクダウンを奪う。

最終回、互いにローをやり合い、パンチを振るとウェッセルが前へ。右ジャブで距離を測るマルチネスだが、打撃の間合いは常に遠い。組みついたウェッセル、汗で滑るも再び距離を取り直して、マルチネスの右ジャブを掻い潜って首相撲からボディにヒザを突き上げる。

ケージに押し込まれたマルチネスだが、両ワキを差して体制を入れ替えると、左ヒザを見せる。残り1分となったところで、右フックをヒットさせたウェッセル、一瞬動きの落ちたマルチネスが組みついて、息を整える。首相撲から左ニーを3発見せたウェッセルにマルチネスが組みついたところでタイムアップに。スプリットの判定は、ウェッセルを勝者とした。

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