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【UFC79】ヒューズを圧倒、GSPが暫定王者に!

2007.12.30

 (C) ZUFFA■第10試合UFC世界ウェルター級暫定王座決定戦/5分5R
ジョルジュ・サンピエール(カナダ)
Def.2R4分54秒/腕ひしぎ十字固め
マット・ヒューズ(米国)

【写真】磐石の強さを見せヒューズを圧倒したGSPが、暫定ウェルター級王者に (C) ZUFFA

フェイントからタックルを仕掛けるヒューズ、しっかりと見切るGSP。2度目のタックルも、ステップバックだけでかわすGSPは、非常に良い仕上がりであることが伺える立ち上がりだ。


一方のヒューズ、飛び込んでパンチ、テイクダンを狙ったGSPをしっかり受け止める。が、ここでGSPがテイクダウンに成功。下からエルボーを放つヒューズだが、左パウンドを顔面に受けるも、もぐりから片足タックルでスイープを仕掛る。ここもしっかり対処したGSPは、ヒューズをケージに押し込み、ボディへパウンド、パス狙い。GSPはハーフガードのまま、ヒューズの背中をケージに固定し、パウンドを連打する。ここでマウントを奪取したGSPは、両脇を差すヒューズの頭部をスラムのようにキャンパスに叩きつけていく。

残り時間10秒、バックマウントを奪ったGSPは、完全に初回を支配し、長丁場5Rの最初の5分を戦い終えた。

「あのペースで戦えば、絶対にスタミナ切れを起こす」、セコンドの指示を受けたヒューズは、落ち着いた表情で2Rを迎える。サイドキックを見せるGSP、右ストレートを空振りとなったが、直後に組み付いて、またもテイクダウンを奪う。再びハーフガードの体勢になったGSP、ヒューズは落ち着いてクローズドガードを取り直す。両腕をGSPの内側へ内側と入れ続け、ヒジを防御するヒューズに対し、GSPは大外からフックを落とす。

続いて、オープンになった瞬間、すぐにパスを仕掛け、一方抜くや同時にマウントを奪い、そのままバックマウントに移行したGSP、切り替えしタックルをしかけるヒューズ。絶妙のタイミングで、両足タックルを仕掛けたヒューズだが、ここでGSPは払い腰の要領で大きくテイクダウンを奪うと横三角絞め。上体を起こしてアームロックを仕掛けると、体勢を入れ替えようとしたヒューズの右腕を完全な形で腕十字!

ヒューズはここで、タップでなく口頭で試合続行不可能をレフェリーに伝え、2R4分54秒、GSPの勝利が決定し、会場はシウバ×リデルの打撃戦に負けない盛り上がりをグラップリングの攻防でも見せた。

「暫定ベルトは自分には意味がない。僕のベルトは、今マット・セラが持っている。セラと戦い、本当のチャンピオンになる。ハッピー・ニューイヤー」とGSP。あのヒューズを圧倒した彼の肩書きには、やはり暫定の二文字は必要ないようだ。

一方、敗者ヒューズは「言い訳は出来ない。120パーセントの体調で、最高の仕上がり、最高のチームで準備をしてきた。ジョージ(ジョルジュ)は、僕より良いファイターだ。2Rの試合展開、こんなに若いジョージのあの攻め、ダナ(ホワイト)と話し合うよ」と引退を示唆し、オクタゴンを後にした。

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