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【UFN53】ドロドロの展開もヒザ&ヒジを打ち込み続けたヨッコが、大差の判定勝ち

<ミドル級/5分3R>
クシシュトフ・ヨッコ(ポーランド)
Def.3-0:30-26, 30-27, 30-27
トル・トローエン(スウェーデン)

左フックを見せるヨッコ、トローエンのシングルは中途半端だったが、そのままボディロックまで持ち込みテイクダウンを狙う。ヨッコはケージを背にして耐え、ヒザをボディに突き上げる。体を入れ替えたヨッコが距離を取り直し、左アッパーから左右のフックを放っていく。トローエンは左フックを受けて組んでいくと、ボディロック&小外掛けでテイクダウンへ。ヨッコはコーナーのカバーを2度掴んだがレフェリーは注意すら与えない。

ようやくテイクダウンに成功したトローエンだったが、ヨッコはすぐに立ち上がって逆にケージに押し込んでいく。金網際での攻防が続き、ヨッコが距離を取り直すと右ジャブから左フックを打ち込みトローエンの動きが止まったところで初回が終了した。

2R、すぐに左ストレートをヒットし前に出るヨッコ。トローエンはガードを固めて、組むための打撃を見せるも、これを見切ったヨッコが左ストレートを再び打ち込む。オーバーフックからヒザを連続で入れ、ダーティボクシングにつなげるなどヨッコのペースで試合は進む。ヨッコはトローエンをコーナーに押し込み、ヒザ&ヒジを連続で入れる。テイクダウン狙いをスプロールしたヨッコが、亀の態勢のトローエンの脇腹にヒザを放つ。起き上がったトローエンにエルボー、ヒザを続けるヨッコはアッパーを見せるも、攻め疲れで動きが鈍くなっている。

パンチも流れるようになったヨッコは、口を開けたままほとんど手も出せない状態で2Rを戦い終えた。最終回、すぐに組み付いたトローエンが、そのままヨッコをケージに押し込んだ展開が続く。トローエンのアッパーに対し、ヒザを返したヨッコが後方にテイクダウンを許す。背中を付けた瞬間に起き上がったヨッコ。トローエンもすぐに呼応し組みに行くもヨッコがエルボー、左フックを見せる。トローエンのダブルレッグを切ったヨッコは、ここでもヒザを見せる。

残り70秒、エルボーからヨッコが組み付き、アンクルピックでテイクダウンを奪う。ケージに押し込まれ顔面にパンチを受けながら起き上がったトローエン。残り15秒で打撃の距離へ。と、ここでローシングルを狙ったトローエンはだがテイクダウンを取れないままタイムアップに。ドロドロの展開となった一戦は、フルマークでヨッコが勝利。ヨッコはブレイクダンスで勝利を喜んだ。

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