【UFC152】マット・ハミル復帰、注目はフェザー級絶好調対決
【写真】シャーウス・オリヴェイラとカブ・スワンソン、それぞれ寝技と打撃で一瞬にして試合を決める力を持っている (C) GONGKAKUTOGI
3日(金・現地時間)、UFCより9月22日(土・同)にカナダ・オンタリオ州トロントのエアカナダ・センターで行われるUFC152でマット・ハミルが復帰し、ロジャー・ホレットと対戦する試合など、4試合の追加カードの発表があった。
同大会のメインは初代UFC世界フライ級王座決定戦=ジョセフ・ベナビデス×デメトリウス・ジョンソン。ミドル級のブライアン・スタン×マイケル・ビスピンなど注目のメインカードが既に発表されていたが、ハミルの試合出場は意外なものだった。TUFシーズン3で注目を浴びた聴覚に問題を持つサイレント・ファイターのハミルは、4月にアレキサンダー・グスタフソンに敗れた後で、「6年間、UFCで13試合戦ってきたけどグローブを置き、この素晴らしいスポーツから引退しようと思う」と引退発表を行っていた。
もちろん、選手協会や労働組合があるわけでないMMA。選手の現役引退、続行は任意のものでしかなく、ハミルも敗戦のショックから立ち直ると、実戦が恋しくなったというところだろう。この他、合意に至ったと発表されたカードはウェルター級のダン・ミラー×シェーン・ピアソン、フェザー級のカブ・スワンソン×シャーウス・オリヴェイラ、バンタム級はミッチ・ギャグンン×ウォーレル・ワトソンの3試合だ。
最注目はフェザー級のスワンソン×オリヴェイラ戦だろう。昨年11月にリカルド・ラモスの肩固めで敗れたものの、その後はジョージ・ループ&ロス・ピアソンという難敵を相手に2試合連続TKO勝ちを収め、評価が急上昇しているスワンソンと、フェザー級転向後はエリック・ワイズリー、そしてジョナサン・ブルッキンズに一本勝ちしているオリヴェイラ。次々期チャレンジャーの一角だったジョン・チャンソンが、手術を行いその回復具合との兼ね合いもあるが、この試合で過去2戦のような勝利を手に出来たファイターには、十分挑戦権を手にできる力があるはずだ。
■UFCFX05対戦カード
<UFC世界フライ級王座決定戦>
ジェセフ・ベナビデス(米国)
デメトリウス・ジョンソン(米国)
<ミドル級/5分3R>
マイケル・ビスピン(英国)
ブライアン・スタン(米国)
<ウェルター級/5分3R>
BJ・ペン(米国)
ローリー・マクドナルド(カナダ)
<ライトヘビー級/5分3R>
イゴール・ポクライエク(クロアチア)
ヴィニー・マガリャエス(ブラジル)
<フェザー級/5分3R>
ジミー・ヘッテス(米国)
マークス・ブリメージ(米国)
<ウェルター級/5分3R>
セス・バクジンスキー(米国)
シメオネ・ソーレセン(ノルウェー)
<ライトヘビー級/5分3R>
マット・ハミル(米国)
ロジャー・ホレット(カナダ)
<ウェルター級/5分3R>
シェーン・ピアソン(カナダ)
ダン・ミラー(米国)
<フェザー級/5分3R>
カブ・スワンソン(米国)
シャーウス・オリヴェイラ(米国)
<バンタム級/5分3R>
ミッチ・ギャグノン(カナダ)
ウォーレル・ワトソン(米国)