【Award】2012年上半期ベストファイト=UFC 2位~同率4位
43大会、331試合のレポートから選ばれた2012年上半期MMA Awards。第4弾は再びベストバウトUFC編、同率4位から2位までをお届けします。
Photo by GONGKAKUTOGI & MARCELO ALONSO
<ベストファイトUFC第2位>
2月4日@UFC143
<UFC暫定世界ウェルター級王座決定戦/5分×5R>
カーロス・コンディット×ニック・ディアズ
GSPの2度に渡る防衛戦負傷回避により、暫定王座が制定され、共にGSP戦が流れたコンディットとニックの対戦。サウスポーのニックに対しコンディットが左回りで右ローを入れ、真正面に立たない展開で判定勝ち。論議を呼んだ戦術となった。
<ベストファイトUFC第3位>
5月15日@UFC Fuel 03
<フェザー級/5分×5R>
ジョン・チャンソン×ダスティン・ポイエー
序盤はスマートに戦っていたコリアン・ゾンビだが、腕十字や三角の極めを凌がれると、スタミネをロス。ポイエーも劣勢を跳ね返すために体力を消費していたために試合は精神戦に。最後はジョン・チャンソンが魂の殴り合いからダースチョークを極めた。
<ベストファイトUFC第4位>
5月5日@UFC FOX03
<ライト級/5分×5R>
ネイト・ディアズ×ジム・ミラー
ライト級再転向後は長いリーチから繰り出すボクシング技術で連勝中のネイトに対し、ミラーがいつものように距離を詰めることができない。サウスポーを相手に組めないミラーに対し、逆に近距離でも組みから削ったネイトが、堂々のギロチンで一本勝ち。
<ベストファイトUFC同率4位>
1月14日@UFC142
<UFC世界フェザー級選手権試合/5分×5R>
ジョゼ・アルド×チェド・メンデス
レスリング力で王者アルドを苦しめるのではないかと予想されたメンデスは、致命的になるような打撃を受けず、テイクダウン狙いからバックへ。1R終了間際、腕をはがして胸を合わした瞬間のヒザ蹴りKO。理屈で分かっても誰も真似できない一撃だった。