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【UFC142】無敗のメンデス一蹴、アルドがタイトル防衛

Aldo X Mendes

【写真】フィニッシュの直前まで、従来の戦いはできなかったがメンデスにクリーンテイクダウンを許さなかったことで、勝利を導き出した王者アルドだった(C)PVT

<UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]ジョゼ・アルド(ブラジル)
Def.1R4分59秒 by KO
[挑戦者]チャド・メンデス(米国)

WEC時代から数えると、5度目の王座防衛戦でUFC世界フェザー級は3度目のタイトルディフェンスとなる王者アルド。対して11勝0敗、無敗のまま世界の頂点まであと一歩に迫ったメンデス。グレイ・メイナードを臨時コーチに、テイクダウン対策を積んだアルドに対し、メンデスは左ローを2発放っていく。続いて、右ローを見せたメンデスに、アルドは見るからに威力の違う右ローを蹴り込む。

ローを続けるメンデスは、アルドのパンチに合わせて組みつくが、すかされ前方にバランスを崩す。左ジャブから、右を散らすかせる王者は、またも鋭いローを蹴り込む。挑戦者のローが急所をかすめ、一旦は試合が中断するが、再開後に王者の右アッパーがメンデスを捉える。

距離を取るメンデスはローを受けないが、自分の攻撃も出せない。アルドのアッパーにシングルレッグを合わせたが、これも決まらない。メンデスが左から右を繰り出すと、すっと距離をとった王者だが、続くテイクダウン狙いでバックを許す。

スラムで思わずケージを掴んでしまったアルドに、注意が与えられる。残り30秒、バックからメンデスが臀部にヒザを突き上げ、何とか倒そうとする。1R終了間際、クラッチを解いて正面を向いたアルドは、ヒザ蹴り一閃。この一発でメンデスをマットに沈めたアルドが、パウンドを2発落とし3度目の王座防衛に成功した。

観客席にそのまま雪崩れ込んだアルドは、興奮状態でガードマンの制止を無視して、マネジャーや観客と抱き合う。「あのタイミングでヒザをヒットできたのは、スパーリングが正しかったから。感謝している。ノヴァウニオンのみんなが僕を支えてくれた」と語った。

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