【It’s Showtime】アーツ、スポーンにTKO負けもGloryで現役続行
<ヘビー級/3分3R>
タイロン・スポーン(オランダ)
Def.3R by TKO
ピーター・アーツ(オランダ)
30日(土・現地時間)、ブリュッセルのナショナルフォレストで行われたIt’s Showtime57&58。そのメインイベントでは、タイロン・スポーンとピーター・アーツが対戦した。
観客がスタンディング・オベーションでアーツを迎え入れた一戦。互いにローを放ち、スポーンが前に出るもクリンチに。アーツの足払いで、スポーンが尻餅をつく。組みついてバックに回ったスポーンが、離れて左を伸ばすと、アーツは距離を取りながら、ローを蹴り込む。スポーンは勢いよく飛び込んで、ヒザを見せる。
アーツのローに右を合せたスポーン、アーツも右ハイを見せるが、これはブロックされる。ロープやコーナーを背負うシーンが多いアーツ。スポーンが右ローを入れると、アーツも右ストレートを伸ばすが、スポーンも下がらない。スピードの差でスポーンに勢いがあるように見えた1Rが終了した。
2R、スポーンの左ロー、アーツの右ローが交錯すると、スポーンの右がアーツを捉える。スポーンはさらに重いローを蹴り込むと、アーツは左ボディを打ち込む。スポーンも左ローから、左ストレートを伸ばすが、アーツが受け止める。アーツの右ストレートにローを合せたスポーン。さらに右を打ちこみ、左ボディでえぐっていく。残り30秒、アーツの首相撲を右フックで吹き飛ばし、右を打ち込んだスポーン。アーツの動きが落ちたところで、2Rが終わった。
最終回、疲労の色が濃いアーツが右を放つ。ローにはローを返すスポーンが、右フックをヒットさせる。さらに左ハイから、右アッパー、右ストレートからフックでダウンを奪うと、立ち上がったアーツだったが、レフェリーが試合をストップし、ここでTKO負けに。It’s ShowtimeがGloryに売却された歴史的な夜に、伝説はスポーンに敗れたが「Gloryと6回契約している。まだ、戦う」とリング上で宣言した。