【UFN48】散打+パウンド?? ニン・グォンユがヤン・ジェンピン破り初代TUF Chinaフェザー級制す
<TUF Chinaフェザー級決勝戦/5分3R>
ニン・グォンユ(中国)
Def.3-0:29-28, 29-28, 29-28
ヤン・ジェンピン(中国)
3月大会でヤンの負傷で、延期されていたTUF Chinaフェザー級フィナーレ。サウスポーのニンが左ストレートを伸ばし、組んでいく。大内刈りでヤンがテイクダウンを奪うが、すぐに起き上がったニンが反り投げからトップを奪取する。ガードを取ったヤンが下からエルボーを入れると、蹴り上げへ。トップでバランスの悪いニンに対し、ワキを差したヤンが立ち上り首投げを狙う。同体で立ち上がった両者、打撃戦はニンが左ボディストレートから、左を伸ばすも粗い。ヤンは右ストレートから、またも大内刈りを見せる。ここは耐えたニンが首相撲からヒザをボディに入れる。ヤンもヒザを入れ、ニンが返したところで初回が終わった。
2R、ヤンは左へ回りながら右ロー、ニンが左ローを返す。ニンはダブルレッグでテイクダウンに成功する。スイープ狙いから起き上がったヤンだが、ここにニンがギロチンを合わせる。頭を抜いたヤン、ニンが蹴り上げから立ち上がりトップをキープできない。鋭い右ローを続けるヤン、ニンが左ハイを見せる。ヤンのテイクダウン狙いをスプロールしたニンだが、右ローを前足に受ける。ヤンの右ローが急所に入るが、レフェリーが止めるまでニンは戦い続けようとしていた。再開後は小刻みなステップからの間合いを計る展開が続き、試合は最終回へ。
3R、ニンが左ハイ。ブロックしたヤンが、右ミドルを放つ。右ローを続けるヤン、ニンの後回し蹴りは空振りに。蹴りの距離、パンチは互いに届かないなかニンが左ローを連続で見せる。間合いを取り直した両者が挑発しあう。ヤンはブルース・リーばりの「来い、来い」ポーズ。ただし、この後もパンチのクリーンヒットはなく、ローを蹴り合う展開にブーイングが起こる。テイクダウンにも入らない両者、残り10秒はニンが足を使う展開となり、タイムアップを迎えた。結果、ニンが3-0の判定勝ちでTUF Chinaフェザー級ウィナーに輝いた。中国人同士の対戦なので、その力量は計りかねるが、小気味良い試合を見せた両者。次の試合はプロテクトなし、アジアの中堅どころとスケールになる試合が見てみたい。