【UFC FX04】スタウトがテイクダウンを織り交ぜてフィッシャーに勝利
<ライト級/5分3R>
サム・スタウト(カナダ)
Def.判定3-0:30-27、30-27、30-27
スペンサー・フィッシャー(米国)
いきなり激しいパンチ合戦となった一戦は、スタウトが距離を取りながらパンチを伸ばすと、フィッシャーは左ミドルを繰り出す。スタウトの右ストレートに、左フック、右フックを合せようとするフィッシャー。スタウトのパンチにテンカオを合せ、右ストレートを打ち込む。
一瞬、動きが止ったスタウトに左をヒットさせたフィッシャーは、左ローでバランスを崩させると、右フックを再び打ち込む。スタウトはダブルレッグダイブでテイクダウンを奪い、フィッシャーはクローズドガードへ。インサイドガードから左右のエルボーをスタウトが繰り返し落すと、フィッシャーの反応も鈍くなる。自らスタンドに戻ったスタウトだが、直後にダブルレッグを仕掛けバックへ。胸を合せ膝をボディ打ち込んで距離を取ると、スタウトは右ミドルを放っていく。
2R、前蹴りを連続で見せるフィッシャー、スタウトも前蹴りを見せるが、右ストレートからボディ、左ストレートを受ける。スタウトのシングルレッグを潰したフィッシャー、スピニングバックフィストは空振りに終わるが、右のクロスをヒットする。
意外にも立ち技で試合をリードするフィッシャーは、スタウトのボディを受けても前進を止めない。互いにフックを打ち合う展開になると、フィッシャーの左ローが急所に当たる。再開後、即座にダブルレッグからテイクダウンを決めたスタウト。戦いは互角だが、スコアリングでスタウトがリードして2Rを戦い終える。
最終回、スタウトのテイクダウン狙いを切ったフィッシャーは、ステップを使い続けるスタウトを追いかけて右クロスをヒットさせる。右がよく当たるフィッシャーは、スタウトの右ボディを受けても、やはり前に出続けて右ストレートを打ち込む。
残り2分となって、スタウトがダブルレッグでドライブ、ケージ際でテイクダウンを奪うと、立ち上がろうとするフィッシャーにパンチを入れる。距離を取ったスタウトは、左ストレートを打ち込み、再びダブルレッグへ。シングルに切り替えてフィッシャーに背中をつかせたフィッシャーが、ハーフになるがレフェリーがブレイクを命じる。
残り20秒、足を止めて打ち合う両者、互いに拳は出るが、足が前に出ないなか気持ちで打ち合い、試合終了の時を迎えた。結果、テイクダウンを決め続けたスタウトが判定をモノにした。