【TUF8】ジョンソン勝利、注目度は上昇
■第8試合 ウェルター級/5分3R
アンソニー・ジョンソン(米国)
Def.3R28秒/TKO
ケビン・バーンズ(米国)
【写真】ジョンソンが左ハイキックで鮮やかなKO勝利。今後は、ウェルター級の台風の目となるか? (C) ZUFFA
前回の対戦で、攻め続けながらバーンズのパンチが目に入り、試合続行不可能となり、不運なTKO負けとなったジョンソンのリベンジ戦。オーソドックスから左ローを蹴り込んでいくジョンソンは、伸びのある右ストレートも放っていく。バーンズも勢いのある左ジャブを返し、右フックを叩き込むなど打ち合いでも負けていない。
左ジャブでバーンズの突進を止めるジョンソンは、バーンズの振りが大きくなると踏みこんでテイクダウン。鉄槌を振り落とし、パスに成功したジョンソンにバーンズは無理な態勢から三角絞めを仕掛けていく。ジュカォンを仕留めた三角だが、ここは力を使うだけなので外したバーンズ。ジョンソンはインサイドで細かいパンチを落とすだけの展開が続くと、レフェリーが試合をストップし、スタンドに戻ることを命じる。
バランスを崩し、ガードを取ったバーンズが周囲を回りながら、ジョンソンにローキックを放つ。が、ここでもレフェリーがブレイクを命じ、残り10秒で打ち合いに。ジョンソンの左フックから右がヒットし、1Rが終了する。
2R、下がりながら左ミドル、さらに右ストレートを放つジョンソン。テコンドーの黒帯で、ジュニアカレッジでレスリングも経験しており、テイクダウンに成功する。
下からアームロックを狙うバーンズだが、ジョンソンは腕を引き抜きハーフガードへ。クローズドガードを取るバーンズが、エルボーを使うが、ジョンソンもインサイドから反対にヒジを落としていく。ときおりハイガードから仕掛けるバーンズに対し、常にトップキープで攻め続けたジョンソン、インサイドからの攻撃の手数は少ないが、三角絞めや腕十字をすぐにディフェンスし、そのままこのラウンドを終えた。
最終回はジョンソンの左ロー、右ミドルでスタート。左ジョブも伸びるジョンソンが、素晴らしいダッキングから左ハイキックを決め、KO勝ち。柔術はヒーガン・マシャド、打撃はカン・リーとトレーニングを積むジョンソンが、衝撃のKO勝ち。「まぁ試合だから、こういう結果もあるよね」と冷静に試合を振り返るジョンソン、間違いなく今後の注目度があがる勝利となった。