【LFC09】中原太陽がレジェンドFCバンタム級王座決定Tに出場
【写真】前回のLFCでは、不完全燃焼に終わった中原太陽。初勝利を手にし、王座奪取に一歩近づきたい (C) MMAPLANET
16日(土・現地時間)、マカオはコタイ地区のシティ・オブ・ドリームス内グランドハイアット・ボールルームで行われるLegend FC09。香港&マカオをベースに派手さはないが、ソリッドな運営を続ける同プロモーションの大会に、日本から安藤晃司、辰巳豪人、そして中原太陽の3選手が出場する。
メインに出場する安藤は、ロブ・ヒルに勝てばLFCライト級王者ジャダンバ・ナラントンガラグへの挑戦権を得ることができる大切な一戦を戦う。辰巳は、LFCで2戦2勝&MMA全般では8勝2敗のパット・クローリーと、LFC初勝利を目指して2月以来、4カ月振り2度目のマカオのファイトに臨む。
3人の日本人選手のなかで、唯一アンダーカードに回った中原だが、これはUSTREAMで有料ストリーミングされるメインカードではなく、YouTubeで無料配信されるカードに彼を登用し、日本のファンの注目度を高めるというLFCサイドの狙いがある。その中原が出場するのはバンタム級王座決定トーナメント準決勝戦。対戦相手は1月のプロ修斗のリングでBJを破っているジョ・ナンジンだ。
この一戦の勝者と、同大会メインカードで組まれているもう一つの準決勝=元王者ヤオ・ホンガンとアウグスティン・デラルミーノの勝者が決勝で当たることになる。ヤオ・ホンガンとの中国人対決を制し、バンタム級王者となったジュマヴィエク・トルスンとは契約問題で拗れ、ベルトを剥奪することになったLFC。トルスンが在籍する新疆体育大学自体との問題に発展し、今回の王座決定トーナメント開催となったようだが、散打協会がMMAと並行活動する散打ファイターには、活動資金の援助を打ち切る方針を決めたという噂も伝わってくるなど、中国MMA界は一筋縄ではいかないようだ。
【写真】LFCでは2勝2敗のジョ・ナンジン、アグレッシブなファイターだけに勢いには乗せたくない。UFCで活躍するキム・ドンヒョンと同じプサンのチームMAD所属。同門のベ・ミョンホはLFCウェルター級チャンピオンだ (C) LFC
2月の初出場ではマイケル・モーティマーを圧倒しながら、後頭部へのパンチで反則負けとなっている中原だけに、そのモーティマーをLFCのリングで三角絞めで破っているジョ・ナンジンに勝利して、ケジメをつけたいところだ。オールラウンダー同士の両者の一戦、強いて挙げるなら中原がよりテクニシャン、ジョ・ナンジンがパワーファイターといったところだろうか。
足下を見つめて戦えるようになった中原、キャリア20戦目の試合で6勝4敗の相手に遅れを取ってはいられない。期待票も含め、決勝進出は経験の中原、一発はあるものの荒いデラルミーノを丁寧なテイクダウンとグラウンドで攻めるヤオ・ホンガン、この2人と予想したい。
■LFC09対戦カード
<ライト級/5分3R>
安藤晃司(日本)
ロブ・ヒル(豪州)
<ウェルター級/5分3R>
リ・ジンリャン(中国)
ダン・ポーリング(豪州)
<ライト級/5分3R>
ウ・ハオティエン(中国)
デミアン・ブラウン(豪州)
<バンタム級王座決定トーナメント/5分3R>
ヤオ・ホンガン(中国)
アウグスティン・デラルミーノ(フィリピン)
<ミドル級/5分3R>
辰巳豪人(日本)
パット・クローリー(ニュージーランド)
<バンタム級王座決定トーナメント/5分3R>
中原太陽(日本)
ジョ・ナンジン(韓国)
<サンシティカップ・バンタム級/5分3R>
ジ・シャン(中国)
ジャック・グッダーハム(豪州)
<フェザー級/5分3R>
チェ・ヤンガン(韓国)
ロブ・リシタ(豪州)
<フェザー級/5分3R>
ウ・チェンジュ(中国)
ダニエル・フッカー(ニュージーランド)
<バンタム級/5分3R>
ムハマド・ハニフ・ビン・ザイナル(マレーシア)
ディエゴ・スエンサ(フィリピン)