【UFC79】リョート、ソクジュ下し無敗レコード更新
■第7試合ライトヘビー級/5分3R
リョート・マチダ(ブラジル)
Def.2R4分20秒/肩固め
ソクジュ(カメルーン)
【写真】リョートが、その強さを遺憾なく発揮しソクジュを下した (C) ZUFFA
「みな、僕が初めて敗北を喫するなんて言っているけど、そんなこと誰にも分からないよ」というリョート。ダン・ヘンダーソンをセコンドに従え、初めてUFCに登場したソクジュはプレッシャーを与えながら前進し、パンチからテイクダウンを奪う。
が、リョートは直後、スイープに成功しハーフガードからパスを狙う。そのままアームロックの態勢に入るリョートを、ソクジュは持ち上げてテッポウで跳ね返そうとする。しっかりバランスをキープするリョートは、アームロックをからパウンド狙いに切り替え、エルボーを落とし始める。派手さはないが、堅実な強さを見せるリョート、つまり試合はリョートの勝ちパターンで1R中盤まで進む。
左のエルボー、エルボーを落とすリョート、ソクジュはギロチンを狙うがすぐに首を抜かれてしまう。肩固めに入った瞬間、レフェリーのマリオ・ヤマサキはブレイクを生じ、試合はスタンドへ。大外刈りでテイクダウンを奪ったソクジュだったが、リョートはすぐに立ち上がり、ここで1Rが終了した。
2R、リョートの右ローにオーバーレンジのフックを合わせよとするソクジュ、両者とも慎重に相手の出方を伺う。左ハイを空振りしたリョートに距離を詰めるソクジュだったが、リョートは抜群の距離感を持ち、上からパウンドを連打。足を利かせるソクジュから、ハーフガードのポジションを奪ったリョートは、強烈なパンチを落とし、肩固めへ。足を抜いた瞬間に、ロールし肩固めから逃れたソクジュだったが、リョートはマウントを奪取する。ハーフの態勢に戻したソクジュの顔面にパンチ、エルボーを落とすと再び肩固めの態勢に。足を抜いてしっかり状態を固めたリョートに対し、ソクジュはなすすべなくタップを強いられた。
2R4分20秒、肩固めでソクジュを完封したリョート、「試合開始直後に勝利を確信した。ニーノ・シェンブリとの練習が非常にためになった。ソクジュはジャングルに戻って、カラテの練習をする必要がある。僕はアフリカン・アサシン、アラスカン・アサシン(誰のことかは不明)に勝った。残りはベルトだけ」と自信のコメントと、12戦12勝という無敗レコードを残しオクタゴンを後にした。